2024年 4月 18日 (木)

京都・連続不審死妻「青酸化合物」どこから入手?結婚直後に次々夫死亡

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   京都府警はきのう19日(2014年11月)、夫を毒殺した疑いで67歳の妻・筧千佐子容疑者を逮捕した。筧は4回の結婚相手がすべて死んでおり、交際中の男性も死亡している。このうち2人から青酸反応が出た。筧は「絶対に殺していない」と否定している。大きな猟奇事件に発展しそうな雲行きだ。

今年3月から「週刊ポスト」が報道

   筧は昨年12月(2013年)、夫の勇夫さん(当時75)を青酸化合物で殺害したとされる。2人は結婚相談所を通じて1か月前に結婚したばかりだった。「外出から戻ったら夫が倒れている」と話している。遺産数千万円の一部を相続したほか、保険金も受け取ったとされる。

   発端は今年3月の『週刊ポスト』の報道だった。勇夫さんの血液と胃から青酸化合物が検出されたこと、それ以前の出来事から「京都連続不審死事件」「67歳の魔女」と報じた。彼女の周辺では5人が死亡していたからだ。

   これを受けて、報道陣に取り巻かれた映像があった。筧は「死人に口なしやから、私が犯人だと思ってるんでしょ。そんな人生歩みたくない ですよ」「(毒は)入れてませんよ。私が毒を手に入れる手段がない」「(勇夫さんを発見したとき)こんな人生なんだと、震えましたね。なんでこうなるの」などと答えていた。家の中で「ここにこう倒れていた」と再現して見せてもいた。

   警察はすぐには動かなかった。慎重に捜査がすすめられ、夏ころになって筧の関係先から微量の青酸化合物を発見した。裏付けをとったうえで逮捕にいたった。相当に慎重だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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