小惑星探査機「はやぶさ2」30日打ち上げ!6年がかり52億キロの旅

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   小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げが30日(2014年11月)に行なわれる。旅立って帰ってくるのは6年後の2020年冬だ。打ち上げを見ようと、すでに種子島宇宙センター(鹿児島県)周辺の宿泊施設は予約でいっぱいだ。

奇跡の帰還の初代を大幅バージョンアップ

   ハヤブサ2の使命は地球と火星の間にある直径約900メートルの小惑星「1999JU3」から岩石や砂を採取し持ち帰ることだ。往復の飛行距離は52億キロ、6年がかりである。採取した岩石や砂から、水とたんぱく質(アミノ酸)が地球上でできたものなのか、あるいは宇宙にあったものが地球に落下したのかを探るのが狙いだ。

何がわかるの?

   4年前に宇宙を漂流の末、奇跡的に帰還した初代とはどう違うのか。開発費用は290億円(初代200億円)、重量610キログラム(同510キログラム)、アンテナ2台(同1台)、姿勢制御装置4台(同3台)、着陸観測装置4台(同1台)、サンプル採取回数3回(同2回)と大幅にバージョンアップされた。サンプル採取も表面のものでなく、内部のフレッシュな岩や砂などを採取する機能も備えた。

2018年「小惑星到達」、2020年「冬に帰還」

   司会の夏目三久「サンプルを採取して、われわれの起源が分かるかもしれないということですが、そうすると今後どういうことに役立つんですか」

   初代はやぶさプロジェクトメンバーだった本田隆行さん(日本科学未来館科学コミュニケーター)が解説した。「科学のかなでいちばん根源的な太陽系がどうやってできたかということについては、本当のことは誰もわかっていないんです。太陽系が特別の存在なのか、それともありふれたものなのか。その解明にもつながっていくミッションです」

   ハヤブサ2は30日午後1時24分48秒に発射され、うまく軌道に乗れば2018年夏に小惑星に到着、2019年冬に帰還の途につき、2020年冬にオーストラリアの砂漠に着陸する。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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