<ひとつ星の恋~天才漫才師 横山やすしと妻~>(NHK BSプレミアム)
滝藤賢一の「横山やすし」早口、ガニ股そっくり...孤独で気弱で家族思い「悲しいやっさん」好演

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   伝説の名コンビといわれた「やすし・きよし」も、今ではその現役時代を知っているのは40代くらいまでだろうか。「ひとつ星の恋~天才漫才師 横山やすしと妻~」は破天荒に生きた横山やすしと彼を支えた妻を描いたドキュメンタリードラマだ。

   やっさんは暴行事件や度重なる不祥事など、どうしようもないイメージがあるが、短気で喧嘩っ早く威勢のいい芸人・横山やすしではなく、その裏にある、孤独で気弱で家族思いの1人の男・木村雄二の生涯を描くドラマだった。

不幸続きで酒に逃げるしかなかった...

   滝藤賢一がやっさんを演じるのはどうかなと思ったが、なかなかどうして、さすが演技派俳優である。やっさんの喋り方や仕草、虚勢を張ったようなガニ股っぽい歩き方もそっくり。服装も、これ、やっさんが着ていたなあというものを着用し、しっかり再現していたのもよかった。

   滝藤はまくしたてるような関西弁を見事にこなしていたが、愛知県の出身だ。よほど練習したと察する。1つだけ難をいえば、19歳のやっさんをそのまま滝藤が演じたのにはさすがに無理があった。

   木村多江も夫を支える献身的な妻を好演した。相方・西川きよし役の中川礼二(中川家)、愛娘・ひかり役の岡本玲(語りも担当)もドラマを盛り上げるのに一役買っていた。

   ひかりが誕生するまでの前編に比べ、後編は不幸続きで見ていてつらかった。酒に逃げるしかなかったやっさんが不憫でならない。そういえば、かつて俳優として活躍していた息子の・木村一八はいま何をしているのだろう。なかなかいい俳優だったのに。

   やっさんの享年52だったことにびっくりした。51歳といえば、今のダウンタウンの年齢と同じだ。そんなに若くして亡くなっていたとは...(放送11月23・30日よる10時~)

(くろうさぎ)

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