2024年 4月 26日 (金)

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「安倍暴走」食い止められるのは小泉進次郎だけ!?選挙後も舌鋒鋭くアベノミクス批判

   先週も触れたが、自民党の大勝で当分の間は総選挙はなさそうだ。一部には安倍首相が憲法改正をやりたいから、再来年の7月の衆参同日選挙を仕掛けてくるとの見方もあるが、それはないと私は思う。なぜなら、自民党内で安倍首相の強引なやり方に批判が出始めているからである。来年9月の総裁選で安倍首相がすんなり選ばれるかどうか予断を許さない。

   反安倍の筆頭が若手のホープ小泉進次郎だと週刊ポストが書いている。自民党が勝利はしたが、それは多くが棄権したからで、支持した数はわずかだと難じている。

<自民党の小選挙区の総得票は約2546万票だったが、選挙協力した公明党の基礎票(比例代表の731万票)を差し引くと1815万票にとどまる。自民党の比例得票(1766万票)とほぼ一致し、これが本当の「自民党票」と見ていい。全有権者のわずか18%だ>

   沈黙した多くの有権者は安倍政権のやり方をじっと見ている。そしてこれ以上安倍首相が勝手放題やるなら、小泉進次郎が党内から動き出すというのだ。総選挙後も「消費税を上げる2年半後までに経済を立て直さなければすべて自民党の責任。それを考えれば笑っている場合ではないと苦言を呈している。呈している相手は安倍首相に決まっている。

   選挙中も安倍首相に対して厳しい発言を多くしていた。「アベノミクスの先を考えなければいけない。人口減でも活力と豊かさを引き継げる国づくりには、どの国もやったことがない成長モデルが必要だ。社会保障も若者にツケを遺さないようにしなければいけない」

   アベノミクスなどはじめから「幻想」だと週刊ポストは切って捨てる。

   被災復興担当政務次官の進次郎は中央公論14年7月号でこう語っている。<戦後と「災後」の最大の違いは、人口増加・経済成長を前提にできるか否か。それができない中で日本がこれからも繁栄を築いていこうとしたら、国全体のモデルチェンジが避けられません>

   かつての成功体験を前提とするアベノミクスでは日本は立て直せないといっていると、週刊ポストは読む。

   民主党は海江田代表が落選し、1月に代表選挙が行われる。もしここで細野豪志が勝てば、進次郎対細野という次の世代の対立軸ができ、旧世代の安倍の政治が終わると週刊ポストはいう。そうことが簡単に進むとは思われないが、進次郎への期待が大きいことはわかる。だが、まだ33歳である。あと10年は雑巾がけが必要ではないのか。

   進次郎は江戸中期の歌舞伎役者である仲村仲蔵を模範とするそうだ。梨園の外から入り、先輩たちに疎まれるが、不屈の精神で芸を磨き研鑽を重ね、端役から人気役者にのし上がった大名跡で、落語にもなっている。若いにしては渋い好みだが、そこがこの男のいいところであろう。安倍首相の危険な暴走をチェックできるのは、アメリカか天皇、それに小泉進次郎しかいないのかもしれない。期待は大である。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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