山本寛斎「性格破綻の父親DNA」受け継いだ腕前ピカイチだった仕立て職人の技と才能!
<ファミリーヒストリー 山本寛斎>(NHK総合)

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   副題が「~逆境が力に 母との別れの真実」とあり、服飾デザイナーとして成功し、娘の未来も女優として成長している寛斎の、あの、ハデハデの背後にある子供時代の暗部について語られた。祖父の男寛は製紙業で成功し、特許で金持ちになった人。だが、その子の一男、つまり寛斎の父親は一種の性格破綻者だった。美男子で、昔にも拘らず電車の中で見初めた美人の甲子に付きまとい、デートに誘い、強引に結婚して寛斎と2人の弟を生ませる。
   しかし、女狂いで一方的に離婚、寛斎が7歳の時に突然、母親の甲子から引き離して3人とも高知に引き取るが、程なくして子育てを放棄する。寛斎以下3人は施設に入れられた。その後、寛斎らは一男の母(祖母)の手で育てられる。一男は仕立て職人としての腕前は抜群で、後に旭化成の子会社の工場長に迎えられたりする。自分を捨てた父親にも拘らず、今ある寛斎の才能はどうもこの破綻した父親のDNAに違いなく、人間の遺伝の不思議さを感じさせる。
   明治から大正、昭和と山本寛斎の過去帳を事細かに調べ上げてあって、その点はご立派。強引に言い寄られ結婚したが、また一方的に離婚された母・甲子は、90歳の今も元気で矍鑠としている。
   当番組は本人に過去帳を見せ、泣かせるという、いわば嫌味なお涙頂戴が好きではなくあまり見てこなかったが、今回は寛斎の明るいキャラクターが救いで嫌味なく見られた。抜群に頭のいい家系らしい。(放送2014年12月19日22時~)

(黄蘭)

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