理屈っぽくないか!?松陰の妹...時代劇ホームドラマと政治史との兼ね合い難しそう
<花燃ゆ 第1回 人むすぶ妹>(NHK総合)

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   大丈夫かなあ、大河ドラマがこんなに理屈っぽくて。河原で目撃した儒学者・小田村伊之助(大沢たかお)に滔々と漢文を暗唱して聞かせたり、私塾に案内して兄・吉田寅次郎(伊勢谷友介)と出会わせたり、わずか8歳の子供にしては知的レベルが高すぎて、その言動も理屈っぽい。幕末のお勉強をしたい視聴者には面白いかもしれないが、酔眼朦朧で時代劇を楽しみたい人は間違いなく飽きる。
   萩の下級武士である杉家に生まれた杉文(子役)は、家族仲良く暮らしていたが、13歳も年上の寅次郎を尊敬していた。しかし、彼は藩内一の秀才だが問題児で、禁書は読むわ、声高に政策批判はするわ。塾で出会った伊之助と意気投合して、第13代藩主・毛利敬親(北大路欣也)の許しを得て江戸へ向かうところまでが第1回。
   番宣によると、時代劇ホームドラマにしたい、時代劇ラブストーリーにしたいということなので、次回からは儒学や兵法のお勉強シーンは減るだろうが、一方で、30歳で処刑されてしまう寅次郎(吉田松陰)を描けば、どうしても幕末の政治史に触れないわけにはいかない。難しいぞ、その兼ね合いが。まあ、年末から大宣伝をやっていたから、スタートは見られるかもしれない。寅次郎(吉田松陰)に彼(?)と疑問符がついていた伊勢谷友介が、1回目を見る限りまあまあの出来。大沢たかおは、屈折しているが根が真っ直ぐな髷物青年がよく似合っている。タイトルバックのコーラスもいい。星はご祝儀のおまけ付き。(放送2015年1月4日20時)

(黄蘭)

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