80歳の「成人式」還暦から20年目・・・新潟・燕の58人「やっと区切りついた」

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   成人の日(2015年1月12日)、新潟県燕市では80歳男女58人の熟年成人式が行われた。戦争中に生まれ、20歳当時は戦後の食糧難時代で、成人式はなかった。60歳の還暦から20年ということで改めてのお祝いとなった。

   この日、出席者は朝からそわそわと準備に忙しかった。早朝から美容院で髪をセットし、着付けしてもらった小林ノブさんは、「ちょっとでも若返って見られればいいかな。やっぱり女なのね」

   小林さんが20歳のときは成人式といっても質素なものだった。「チャーハンをいただいただけで終わりました。常着の服でした」

「60年前はネクタイもなかった」

   「ネクタイもなかった。今とは雲泥の差だった」という男性もいた。高校教師だった川上明雄さんは「今まで成人になった実感がなかった。これで区切りがつきました」

若返る発想

   川上さんは燕市の吉田商業高校の教師となり、定年まで自転車部の監督をつとめてプロ選手も育てた。ソウル五輪にはコーチとして参加した。今も天気のよい日は自転車で10キロ以上走る。60歳から一念発起して料理に取り組み、レパートリーは100以上という。「2回目の東京オリンピックまでは生きたい」と笑顔だ。

   還暦には赤ちゃんに還るという意味がある。そこから数えれば80歳が2回目の成人ということだ。

   司会の夏目三久「知識や経験が増えて若返る発想ですかね」

   キャスターの齋藤孝「もう一度戻るという考え方です。人生80年の時代ですから」

文   あっちゃん | 似顔絵 池田マコト
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