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安倍首相「持病」悪化?主治医「がん専門」に変更―プライベートの食事ではウーロン茶ばかり

   『週刊ポスト』が安倍首相の気になる情報を載せている。首相の体調管理は主治医で慶応大学医学部教授(同大病院消化器内科)だった日比紀文氏(現在は北里大学大学院特任教授)を中心とした医療チームが細心の注意を払ってきたが、昨年末から年始にかけて、その医療体制に大きな変化があったというのである。日比氏に代わって主治医に就任したのは腫瘍の専門医、慶応大学病院腫瘍センター(がん専門初診外来)の高石官均准教授。

   注目されているのは両氏の専門の違いだ。高石氏はがん治療認定医、がん薬物療法指導医などの資格を持ち、大腸炎そのものではなく、病状が悪化して腫瘍ができた場合の治療が専門だそうだ。安倍首相の持病である潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍ができやすい原因不明の難病だが、専門医の間では、長期間患っている患者は大腸がんになりやすいことが知られている。

   安倍首相が最初に潰瘍性大腸炎の診断を受けたのは神戸製鋼のサラリーマン時代。すでに30年が経つそうだ。首相動静を見ると、安倍首相は秘書官や記者、ブレーンの学者、財界人らと焼き肉、中華、フレンチなどの酒食を共にして健啖家ぶりを発揮しているように見える。しかし、これは健康をアピールするパフォーマンスのようだと週刊ポストは指摘している。プライベートでは違うようだ。安倍首相がよく通う店の関係者がこう証言する。

<「安倍さんは記者の方といらっしゃるときはお酒を飲まれますが、プライベートの時は一切口にされません。ウーロン茶ばかりです」>

   記者の前ではよくカクテルの「レッド・アイ」を飲むというが、これはビールにトマトジュースを加えたものなので、実際にはどれだけビールが入っているかわからないそうだ。

   潰瘍性大腸炎の治療ではアサコールとステロイドを併用することは珍しくない。副作用が出た際は、通常は量を調節する。安倍首相は副作用が強くなっているのに炎症がひどくてステロイドの量を減らすことができず、副作用の対症薬が新たに必要になっている可能性があると週刊ポストは指摘している。

   安倍首相は党則を変えて東京五輪まで首相を続けたい意向のようだが、もしこの報道が事実なら、体力がもたない可能性が大であろう。

大河ドラマ「花燃ゆ」初めに長州ありき...籾井勝人NHK会長の自公与党おもねり

   その安倍首相の腰巾着の一人、NHKの籾井会長が大河ドラマを安倍首相の出身地の山口県に引っ張ったんのではないかと、週刊ポストが疑問を呈している。幕末の長州藩士で維新志士の理論的指導者であった吉田松陰の妹・杉文の生涯を描く「花燃ゆ」は、1月4日の第1回の視聴率が関東地区で16.7%、第2回も13.4%と全く振るわない。

   関係者の間では、このドラマをNHKが制作したのは、NHKに安倍政権へのおもねりがあると当初からいわれていたそうだ。そう見る理由のひとつが制作発表の遅れだという。山口県・萩市の商工観光部観光課課長はこう証言している。

<「NHKのチーフ・プロデューサーがこちらに来たのは9月(2013年=筆者注)のことです。脚本家2人を連れて『山口県に何か大河ドラマの題材がありませんか』などと聞かれ、市内の案内も頼まれました」>

   例年なら制作発表が終わっている時期にもかかわらず、題材も主人公も未定で、しかし舞台となる場所だけは決まっていたようなのだ。

   安倍首相はかねてから吉田松陰を尊敬していると公言してきた。そして新作発表がなされた後の昨年7月に、地元で開かれた講演会で「来年は長州を舞台にした大河ドラマが放送されると聞いています。松陰先生の妹さんが主人公です」と莫大な経済効果をもたらす大河ドラマ放送を嬉しそうに語っていたそうである。山口県がメインの舞台となるのは77年の「花神」以来38年ぶりのことだそうだ。

   このドラマは創価学会にも関係が深いという。山口県は池田名誉会長が青年室長時代、学会員を10倍に増やす開拓指導をした場所だそうだ。松陰神社から約1キロの距離にある創価学会萩会館の関係者が語っている。

<「吉田松陰が池田先生のスピーチに出てくる回数は数え切れない。先生は『人材を育てた松陰も素晴らしいが、その弟子である高杉晋作らがいたからこそ松陰の名が世に出た(略)』との趣旨の話をされています」>

   聖教新聞は今年元日の紙面で「花燃ゆ」主演の井上真央のインタビューを掲載している。

   会津藩を描いた「八重の桜」をやったことに腹を立てた安倍首相が、それなら長州ものをやれとNHKにねじ込んだのだろうか。

サザンの「風刺の自由」に安倍首相ムッ!替え歌「衆院解散なんて無茶をいう」

   『週刊現代』はサザンオールスターズが紅白歌合戦で歌った歌が、安倍政権批判ではないかと騒ぎになっていることをとりあげ、「どっちが歴史に名を残すか」という特集を組んでいる。

   サザンオールスターズが1曲目に演奏した「ピースとハイライト」は、紛争の愚かしさや平和的な解決を訴える楽曲で、とくに「都合のいい大義名分(かいしゃく)で/争いを仕掛けて/裸の王様が牛耳る世は......狂気」という歌詞は、憲法九条の解釈改憲を皮肉っているともとれる。また、桑田のちょび髭姿や「ビースとハイライト」という選曲は、「安倍晋三総理を独裁者になぞらえた、政権批判ではないか」と、紅白直後からインターネット上で話題になっているそうである。

   その3日前の昨年12月28日にも、サザンの年末ライブを安倍総理と夫人が聞きに行ったが、そこでも曲目が「爆笑アイランド」になったとき、桑田が突然替え歌で「衆院解散なんて無茶をいう」と、昨年末に解散・総選挙を行った安倍総理を皮肉るようなアドリブを放ち、安倍総理はすっかり不機嫌になり、早めに会場を出てしまったそうだ。

<桑田は、国民のお祭り行事である紅白という舞台で、自らの武器である歌を使い、総理やNHKという権威に、異議を申し立てたことになる>(週刊現代)

   2曲目に歌った「東京VICTORY」の歌詞にもこういう含みがあると、滋賀県立大学の細馬宏通教授はいう。<「この前まで大震災からの復興を考えてたはずなのに、もう忘れてオリンピックですか? そういう問いも感じさせる、陰影のある歌詞なんです」>

   週刊現代は2人のうちのどちらが歴史に名をより深く刻むのか。歌手である桑田より総理を2度も務めた安倍氏のほうが有力だというが、そうではあるまい。60年安保では岸信介よりも西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」を思い出す人のほうが圧倒的に多いと思うのだが。

ジョギング走り過ぎでインポ!男性ホルモン過剰消費―理想は週2~3回30分

   今週の週刊ポストは読みでがある。ジョギングが流行だが、あまりやるとインポになると警鐘を鳴らしている。横須賀女性泌尿器科・泌尿器科クリニックの奥井識仁院長がこう話す。

<「勃起障害(ED)を訴える患者の中にランナーが増えています。その原因は、体内で分泌される男性ホルモンのテストステロンの減少です。ジョギングのやり過ぎによってテストステロンが減少し、元に戻らない状態が続いていると考えられます」>

   テストステロンは睾丸から分泌され、筋肉の発達や骨格の増強を促す男性ホルモンの一種で、性欲や勃起力の強化・維持などにも影響するそうだ。加齢と共に減少するが、運動すれば体が筋肉や骨格を維持しようとして生産能力が高まるとされる。ジョギングはこの「男らしさホルモン」を増やしそうなものだが、<「実は過度の運動は逆効果なのです。テストステロンが消費されるばかりで生産が追いつかない状態になってしまうからです」(奥井氏)>

   しかも、数あるスポーツの中でもジョギングはテストステロンの消費が激しいというのだ。奥井氏はこうアドバイスしている。<「中高年男性ならば、過度の運動を避け、時速10キロ以下のスロージョギングを約30分程度。それとは別に、下半身の筋力強化のため腰をゆっくり下ろすスクワットを1日10回程度行うといいでしょう。そして、テストステロン値を十分に回復させるために、それらの運動は週2~3回、運動の間には1~2日の休みを入れるのが理想的です」>

   <男らしさをアップさせるためには突っ走らないことが大切なようだ>と週刊ポストは結んでいる。

日本フーゾクにハマる中国男性観光客!AVで『勉強』して来日「サービスが凄い」

   お次も週刊ポスト。アベノミクスの円安で中国人旅行者が大挙して日本の風俗店に押しかけ、トラブルも起きているというのだ。なぜ日本の女がいいのか。何度も日本に来ている中国人A氏がこう語る。

<「一人っ子政策でみんなわがままに育てられたということもあり、中国の女性は気が強い。セックスにも消極的でフェラチオなんてとんでもない。口内射精なんてしたら絶対に殴られます。
   それに比べて、日本の女性はなんて優しいんでしょうか。私はAVで『勉強』し、初めて来日したときに風俗で『アナル舐め』をお願いしたら本当にやってくれるじゃないですか! 来月は妻と同伴で日本を旅行する予定ですが、ゴルフと嘘をついて吉原に行くつもりです」>

   ただ、こうした単純な人間だけではないようだ。中国人にとっては日本女性とセックスするということは復讐でもあるらしいと、ソープランドのスタッフが話す。<「女の子に中国のフレーズを意味もわからないまま覚えさせ、プレイ中に何度も復唱させた。あとで中国語がわかる人に聞いたら、『過去の過ちを体で償います』という意味だった。彼らにとっては『自国を侵略した日本に対する復讐プレイ』で興奮するということのようです」>

   だが、そこで働く女性たちにとってはありがたいお客でもあるようだ。<「なんといっても挿入時間がチョー短いんです。お店の女の子と話していても、中国人は日本人に比べればほとんどが早漏といってもいい。5回ぐらい腰を振ったらイッちゃう人も多いし」>

   当然ながら深刻な問題も引き起こしている。<「デリヘル嬢などの間でクラミジアや淋病、梅毒の感染などが急増しています。調べてみると『外国人OK』の店の子が陽性である割合が圧倒的に多いといいます。中国人が風俗業界にカネを落としているとしても、そうしたリスクも理解しておくべきです」(中国の風俗・文化に詳しいライターの奥窪優木氏)>

   これから風俗は外国人と高齢者ばかりになるかもしれない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか