2024年 4月 21日 (日)

岡田民主党さて何ができるか?中道保守で右派・安倍政権との違いアピール!

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   民主党の新しい代表に岡田克也氏が選ばれた。岡田氏は「政権交代を担える政党だと国民に思っていただけるように、安倍自民党と闘っていく」と挨拶した。先の衆院選で得た73議席はピーク時の4分の1以下。対する自民党は291議席と圧倒的だ。野党第1党の民主党の責任は重い。

   代表選には岡田、細野豪志、長妻昭の3氏が立候補した。岡田氏が言った「なんとか立て直さないと死んでも死にきれない」は共通の認識だったが、党の再建の形でも方法でも3氏の考えは違った。

   岡田氏は失敗はあったが改革や生活者目線は間違っていないと「原点回帰」を掲げ、ベテラン議員がついた。細野氏は「過去と決別しない限り未来はない。政権にも戻れない」と訴え、中堅、若手議員が支持した。長妻氏には改革派議員がついた。

いまだ大きい支持者たちの「失望感」

   党再建の方法論では野党再編と自主再建の2つの選択肢があった。選挙戦では3氏とも自主再建の立場をとったが、岡田氏は衆院選で細野氏が「維新との合併」を主張したことを「あれは何だったんだ」と暴露した。細野氏は選挙責任者だった岡田氏が行った候補者調整を突いた。維新の党との調整で、大阪府では19選挙区のうち民主党候補は5選挙区だけで、大阪市内には1人も立てなかった。このため多くの支持者が投票先を失った。

   大阪市のサポーター清和則さんもそんな一人だった。年金とアルバイトの生活だが、2000円の年会費を払ってきた。「ところが候補者がいなかったんだ」と 岡田氏への不満をいう。維新との合併を目指したと聞いて、細野氏にも不信感を抱いた。

   代表選1回目の投票では党員・サポーターの票が47%を占め、誰もが戸惑っていた。「トップが何を考えているかわからんから国民が推すわけがない」「明確な方向性が見えない」。細野氏は「党員・ サポーターは国民に近い」と地方遊説に力をいれた。清さんは、結局、細野氏に入れた。

   1回目の投票でいずれも過半数に達せず、国会議員による上位2氏の決戦投票で、長妻氏の票を取り込んだ岡田氏が133対120で勝った。

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