テレ東の庶民目線ドラマいいねえ・・・裏稼業持つ保育園長「ハッタと膝打つ耳痛い説教」がミソ
<金曜8時のドラマ 保育探偵25時~花咲慎一郎は眠れない~第1回>(テレビ東京系)

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   テレ東で午後8時台では視聴率が4.8%でも仕方がないが、中々どうして市井の話として示唆に富んでいる内容である。ニコニコ園という認可外保育園の園長・花咲慎一郎(山口智充)は元刑事だが、新しいビルのオーナー(中村俊介)から6千万円の支払いを要求されて利子だけで月に30万円捻り出さねばならない。だから、裏稼業でブラックな探偵もやっている。探偵事務所のボスは鹿賀丈史。
   「三匹のおっさん」などの街中の話で庶民目線のドラマ世界を打ち出しているテレ東が、待機児童や親の育児放棄など、現実社会で起きている子供にまつわる様々の問題を、柴田よしきの原作を借りて描き出す。暴力団と関わった弟を探しに来た姉の話やいろいろと出てくるが、同時進行する謎の男・高梨(川平慈英)に、最後に花咲が説教する場面がミソ。高梨は赤ん坊を置いて妻に逃げられた高慢ちきな男で、約束の一晩では赤子を受け取りに来ず態度も悪い。
   花咲曰く。「子供をバカにするんじゃない!」。母親による育児放棄やシングル父親の仕事と育児の両立の困難さなどの中で、花咲は「赤ん坊といえども立派な1人の人間で、自分の都合でモノ扱いするんじゃない」と暗に高梨を諌めるのである。
   筆者もハッタと膝を打った。今の日本では、若い母親たちが子供を産んでおきながら、万事自分の都合優先で子供の人格を軽んじる傾向がある。花咲の言葉をダメ母親たちに正座して聞かせてやりたいと思ったのである。(放送2015年1月16日20時~)

(黄蘭)

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