2019年 4月 19日 (金)

実力派・上川隆也をしてもこのウソっぽさ!無理ありすぎの復讐譚・・・妻の「自死」漫然と見ている夫いるか!?
<最後の証人>(テレビ朝日系)

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   実業家の島津(大杉漣)がホテルで人妻・浜田美津子(紺野まひる)と密会後、美津子が刺殺体で発見されて殺人罪に問われる。ヤメ検の佐方貞人(上川隆也)は勝ち目のない事件と思いながら、島津が頑強に無実を主張するので、もしかしたらと調べ始める。美津子には以前、交通事故で亡くした息子がいた。青信号で渡っていたのに、突進してきた車にはねられて死亡、車の信号無視は警察によって握りつぶされたのである。つまり、これは復讐だと読む。

   真相は思いもよらない美津子の自死なのだが、それをホテルの部屋が望遠できる河原から夫(石黒賢)が見ていたというドンデン返しで、ガンで幾ばくもない美津子が、命を懸けて島津を犯人に陥れるトリックだ。推理作家の作品では、よく使われる過去の事件の復讐譚であるが、普通、ミスミス自分で命を絶つ妻の行為を、夫が看過したり平気で目撃したりするか?人間心理上無理がある。

   小説では心理やシチュエーションを細かく細かく書き込んで、読者を納得させるように誘導できるけれど、映像の場合には簡単ではない。実際、本作品でも、上川隆也という実力派の役者を使っているのに、無罪を勝ち取った肝心の場面で、見ているこっちは「ウッソー」と肩透かしを食らったような気分になったのだ。復讐のために、妻が相手を犯人に仕立てようと自分で死ぬのを見過ごすか。まともな大人なら、もう少し頭を使って事を起こすはずである。(放送2015年1月24日21時~)

(黄蘭)

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