2024年 4月 24日 (水)

結構バレバレ「企業タイアップ番組」かえって消費者離れる心配

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   ネットで見ていると恋愛相談や恋愛解決法のテクが載った記事がかなりというより、ワンサカと出てくる。とくにヤフーなどで「あなたが興味を持ちそうな記事」として、トツプページ下に出てくるネットニュースの記事の類だ。

   「失恋から立ち直る方法」「モテ女子がやっている5つの習慣」「男がドン引きする勘違い女子の行動」「結婚できない女の6つの共通点」「今年こそ成功させる婚活の極意」などなど。こんなニュースばかり読み漁っているのである。

ネットでも恋愛記事を読んでいくと・・・

   こういう恋愛記事で「36歳、Aさんの場合」などと具体的な年齢や恋愛状況が書かれているときは要注意だ。読み始めは、こんな恋愛したことあるなとか、こういうケースって辛いよねなどと共感できる内容が書かれている。だが、途中からどうも様子がおかしくなってくる。「私が失恋から立ち直れたのは、テレビでも話題の○○という占いサイトで鑑定してもらったから。だから今幸せに彼と結婚できました」とか、「以前はひどかった肌荒れも治って周りから性格も明るくなったねといわれるようになったのは、××というサプリを飲んだからです」といった感じに続いていくのである。

   記事・編集タイアップ広告と言うそうだが、筆者がこれまで読んだものは、タイトルなどに全く広告であることは記載されていなかった。以前も家で簡単にできる脱毛方法と書かれていて気になって読み進めていくと、たいして売れてもいないモデルが愛用していますとステマブログが引用されて脱毛クリームの宣伝になっていた。しかも、この脱毛クリーム、家にあるやつじゃん。モデルが愛用とかやっぱり書いてあって、ついつい買ってしまったヤツだ。

   たしかに毛が生えてきにくくなったけれど、肌が弱い私はこれで手足の数か所で肌荒れを起こしてしまい、かゆみとともに赤くただれてしまった。皮膚科に通って薬を塗りこんではいるけれど、今もかゆみとただれた皮膚の傷跡はクッキリと残ってしまっている。もう、こういう記事はホントやめてほしいよ。

取材費用という名の宣伝費

   先日もある飲食店の取材申し込みをした時に、「お金はどうされる感じでしょうか」と担当者さんが聞いてくる。こっちはてっきり取材時にかかる飲食代のことかと思い、「ご相談させてください」と答えた。だが、すぐに担当者が聞いてきたのは取材費を店舗側が負担するのかということだった。

   情報番組などでのイベントや店紹介ものは数多いけれど、その中には今もやはり取材費用という名の宣伝費を要求して制作しているものもかなりあるようだ。1社提供の番組ではなく、通常番組回の特集である企業を取材して制作する場合、数千万円単位のお金が動くケースもあると聞く。

   しかし、今は視聴者にも制作側の思惑や制作工程が簡単に見抜かれる時代。すぐにそっぽを向かれてしまうし、視聴者から叩かれ、ネットで炎上することもしばしばである。

モジョっこ

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