2018年 9月 21日 (金)

毎度の香川照之・西島秀俊コンビ、二番煎じの重松清「父子もの」・・・低空飛行も当たり前の新鮮さゼロ
<流星ワゴン 第1回、第2回、第3回>(TBS系)

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   重松清の原作と聞いた時から懸念していたがやっぱり。「とんび」と同じ父と息子の話の上に、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時空飛び越えを加え、さらに、瀬戸内海地方の下品な方言おやじが主人公の過去。みんな既視感のあるものばかりで、新鮮さゼロ。金をかけた前宣伝の割に、視聴率は11.1%、11.7%、11.1%と低空飛行である。当たり前だ。西島秀俊と香川照之って「MOZU」のコンビじゃん。仏の顔も3度・・・だ。それが父子とはひど過ぎる。
   妻(井川遥)からは離婚届を突きつけられ、会社もうまく行かず、息子は荒れた引きこもりの中学受験生。郷里の父親(香川照之)は死にかけていて、それが突然、一雄(西島秀俊)の前に自分と同じ年齢で現われた忠さん。2人は奇妙な、かつて事故死した父子(吉岡秀隆)の運転するワゴン車に乗せられて過去に跳んでゆく。
   3回目で一雄の息子・広樹が△の道路標識みたいなものに憎い人の名前を書いてパチンコでブッ飛ばすシーンのロケーションは、酒鬼薔薇聖斗事件の時のタンク山そっくりで、ははん、原作者はあれをヒントに書いたナと推論できる。つまり、みーんなパクリもどきのお話の羅列である。
   1箇所だけ、瀬戸内海時代に父親の忠雄が、虚勢とは裏腹に、銀行に融資を頼んで断られ、その無様な姿を息子に見られたかとギョッとした後で、がに股・肩怒らせて去ってゆく場面の演出だけは、香川の演技と相まって見ごたえがあったが。(放送2015年2月1日21時~)

(黄蘭)

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