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18歳少年「上村遼太さん殺害」自供!「チクられて頭にきた」

   神奈川・川崎の中学1年生、上村遼太さん(13)を殺害した容疑で逮捕された18歳の少年はカッターナイフで刺した事を認め、それ以前に加えていた暴行をチクられたのが動機と話しているという。山本匠晃アナが「「あさチャン!一面チェック」コーナーで朝日新聞記事を紹介する形で伝えた。

裸にして川で泳がせたあと切り付け

   18歳の少年は不良グループのリーダーで、先月20日(2015年2月)未明、上村さんを多摩川河川敷に連れて行き、裸にして川で泳がせたうえ、一緒に逮捕された17歳が持っていたカッターナイフで刺した。毎日新聞によると、17歳の1人が止めようとしたが逆に「殺すぞ」と脅され、もう1人が止めたという。

   約1か月前に18歳の少年が上村さんに暴行を加え、口止めをしたが顔にアザが残り話が広がった。これを聞いた別の少年グループが18歳の少年の自宅に押し掛け「謝れ」と騒ぎ、家人が警察を呼ぶ騒ぎになっていた。少年は不在だったため、警察は暴行について確認がとれないとして対応していない。この時踏み込んでいれば、殺害事件は防げたかもしれない。殺害はこれを「告げ口」と思った18歳の少年が逆恨みし、警察の調べに「チクられて頭にきた」と供述しているという。

   周囲の少年たちの話では、18歳の少年は自分より強い人間には近寄らず、年下を引き連れていた。暴行にいたったのも、上村さんに「万引きをしろ」と強要したが嫌がったからだという。上村さんはグループから抜けたいと友人に話していたが、それが伝わるとまた殴られていたという。逮捕されたあとは「今は話したくない」などと相当にしたたかで、17歳の二人も「自分はやってない」と仲間どうして罪をなすり合っている。

日ごろの暴行察知しながら対処しなかった警察

   事件の現場を訪れる人が絶えず、「どうして助けられなかったのか」と語る。今年に入って全休だったというのに、学校が接触したのは携帯電話で1回だけだった。

   キャスターの齋藤孝「顔のキズで暴行を受けたことは友だちにはわかっていたのですから、学校も伝わっていたかもしれません。子どもは親、学校、警察が守らないといけない。暴行は犯罪なのに、警察につながらなかったのが残念です」。

   この事件、マスメディアの報道だけではよく理解できないことがいろいろある。しかし、ネットでは少年たちの実名はおろか顔写真も流れて、家族関係まで暴かれている。どこまで本当かはわからないが、警察とマスメディアが舌足らずの情報を流しているから裏ルートが強くなる。