2018年 7月 19日 (木)

切り捨てられる「在宅被災者」自宅修繕支援金は足らず、仮設住宅入居もNG

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   笠井信輔ニュースデスクは石巻市にいた。目にしたのは震災時とあまり変わらない風景だった。1階部分が破壊されたままの住宅に入ると、土砂は除かれているが、家具類は壊れたまま散乱したままだ。ここに住んでいる60代の男性は洋間の1部屋だけで暮している。水道は出るが都市ガスはない。部屋の中央に置かれたカセットコンロで調理をするが、コンビニ弁当で済ますことが多い。すきま風で部屋のなかは外気と同じ。石油ストーブを2台置いて寒さを凌いでいるという。

家の中は4年前のまま・・・

   こうした状態で自宅で生活する「在宅被災者」は石巻市だけで5000人いるという。「なぜ仮設住宅に入らないのですか」という司会の小倉智昭の疑問に、現地で在宅被災者の調査をする「チーム王冠」の伊藤健哉代表が次のように答えた。

どういうことなのか?

   「市は応急修理制度で52万円を支給したが、これを使って家を修理すると仮設入居の権利を失うんです。住宅修理のための加算支援金は最大100万円、住宅再建支援事業として最大100万円の計252万円が支給されるのですが、家によっては修理に500~1000万円以上の費用がかかります。

   災害対策基本法が改正され2013年6月から施行されましたが、東日本大震災には適用されず、次の災害からの適用になります。法的な強化策はありません。在宅被災者の問題を解決する担当者はいません」

   在宅被災者は行政から見捨てられた感じで、あとは自力で再建しろというわけだろう。

   小倉「これじゃぁまるで切り捨てですよね」

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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