「世田谷一家殺害」未解決15年・・・「初動捜査で間違った」元捜査員の痛恨!鼻白んだ情緒的過ぎるドキュメンタリー
<未解決事件 追跡プロジェクト>(NHK総合)

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   2000年の大晦日に発覚した世田谷の宮沢さん一家殺害事件は、15年たっても未解決のままだ。筆者はこの年の年越しをパリで迎えていて、スタンドで買った衛星版の朝日新聞でこの事件を知った。底知れぬ恐怖を覚えたのを記憶している。先日は民放が外国の超能力者を使って、ちょっと特別な病気を持っていた弟の方の、その関係の人間が犯人ではないかと推理していた。その話は全く出なかった。
   当時の捜査官の中心人物が、遺留品が多かったので安心してしまい、聞き込みの初動捜査が欠けていたかもしれないと暗い顔で話す。息子を交通事故で亡くしたのはバチが当たったのだともいう。全編がこの調子の情緒的なもので、いささか期待外れ。ただ、昨年、パソコンの操作の時間が、犯人ではなくマウスが落ちたことによる偶発とすれば、逃走時間が早まると報道されて、その結果、車と男が接触し、その男の手に血が付いていたという目撃情報がでた。
   今回の番組を見て、以前は宮沢さんがCIAか北朝鮮がらみのスパイかもしれない、目星がついても犯人を挙げられないのだと深読みしていたが印象が変わった。案外、節季で金に困っていた犯人が、強盗で金を盗ろうと、周りが目撃されにくい家で、開いていた玄関から侵入し、主と出くわして殺し、その挙句、皆殺しにする結果になったのかもしれないと思い返した。一家と関係のない行きずり殺人だとすれば、初動の聞き込みが足りなかったのは致命的である。(放送2015年3月22日21時~)

(黄蘭)

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