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上西小百合議員「辞職しません。無所属で頑張る」比例復活組に許されるのか?

   大阪維新の会の橋下徹代表は4日(2015年4月)、上西小百合衆院議員(31)=比例近畿=を除名処分にした。12年の衆院選で小選挙区で落選し比例で復活、14年の総選挙でも比例復活組だ。急ごしらえで掻き集めた維新の会の雑な候補者選びのツケが回ってきた感じだが、2度も地元からノーを突き付けられ当選する比例代表制のあり方もおかしい。

京都旅行では男性秘書の実家に宿泊

   上西議員は橋下代表も同席して釈明会見を行ったが、病欠の理由はウイルス性胃腸炎で医師からは「3日間の休養と食事療法が必要」と診断されたという。ところが、「薬を飲んで体調がよくなった」からとその日の夜には若手議員らと飲食店を3軒ハシゴしている。

   そして、翌日朝には「実家で休養を取りたかった」と予算案採決が行われた衆院本会議を休んで新幹線で大阪に帰り、翌々日には公設秘書と2人で京都・宮津旅行に出かけて秘書の実家に泊まっていた。

公認した橋下代表の不明・・・「ああいうのと2度と付き合いません」

   橋下代表は「大阪維新の会は2度と公認しません。ああいうのと2度と付き合いません」と引導を渡したが、上西は「法律に触れたわけではないので国会議員は辞めません。無所属で頑張ります」と開き直った。

   長沼毅(広島大准教授)「国会議員としての立場というより、人間として見苦しい部分がありますよ。潔くきちんとしてほしい」

   弁護士の菊池幸夫「国会活動重視よりも、生活を優先されている感じですね」