「地道にコツコツ働け」カンベンして欲しい朝から説教!元気いっぱい土屋太鳳はなかなかの好演
<まれ 第1回~第8回>(NHK総合)2015年4月7日8時~

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   視聴率が「マッサン」の後遺症(?)で高いから、誰も辛口では取り上げないのだが、筆者はこのドラマのある臭さが嫌いである。第1に説教くさい。10歳の女の子が山っ気が多くて失敗ばかりしてきた父親を批判して、「地道にコツコツ働け」と繰り返す。ガキの発想ではない。10歳の娘は津村希(まれ、18歳は土屋太鳳)、父親は津村徹(大泉洋)で母親は藍子(常盤貴子)、と弟1人。
   7日には6年前に出奔して帰ってこなかった徹が、突然現れる場面がある。まれは輪島高校の3年生で、卒業したら地道な公務員になろうと考えている。父親がいないので生活のためにアルバイト三昧である。
   大家の夫婦は桶作元治(田中泯)と文(田中裕子)で、元治は塩田職人、文はシニカルな初老の女。夕刊紙でこの2人が芸達者でドラマを盛り上げているとヨイショしてあったが、筆者に言わせれば「あまちゃん」で当てた祖母世代の夢よもう一度と、「あまちゃん」の宮本信子の役を田中にやらせていると透けて見える。つまり、いろいろと作り手の計算が見え透いて醒めてしまうのだ。
   元気一杯の土屋は好演。まだ大人のシーンが始まったばかりで決めつけられないが、スタジオセットよりもロケシーンが多いので、視覚的には爽やかである。テレビの世界から消えているに等しかった中村敦夫が、おやおや、外浦村の大物として出てきてびっくり。悪いけど、中村はとっくに亡くなったのかと思っていた。失礼。(放送2015年4月7日8時~)

(黄蘭)

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