2024年 4月 26日 (金)

外国人観光客呼び込め!ビッグデータ分析でわかった意外な人気スポット

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   昨年(2014年)1年間で日本を訪れた外国人観光客は1000万人の大台を超え、1341万人と過去最高を記録した。最初は団体ツアーで日本を訪れ、2回目以降はリピーターとして個人で訪れる傾向がある。6割はこうしたリピーターだ。

   彼らは日本のどこへ出かけているのか。スマートフォンで足取りを追い、ビックデータとして集めて分析した。旅行中に消費する総額は2兆円超で、経済効果は大きい。政府は5年後の目標として2000万人を掲げている。

「渋谷スクランブル交差点」リピーターたちの定番コース

   ビッグデータ―の分析でわかったのは、東京と大阪を結ぶ富士山や京都をめぐるゴールデンルートと呼ばれる定番コースのほかに、意外なスポットが外国人に人気だった。JR渋谷駅前のスクランブル交差点だ。3000人が行き交う雑踏の様子が珍しいらしい。海外のネットサイトやガイドブックにはスクランブル交差点が東京で必見の観光ポットとして取り上げられている。

   なぜ世界的な観光地になったのか。外国人向けに日本の観光ガイドブックを書いたティム・ホーニャック氏は「観光名所としてつくられた東京スカイツリーは素晴らしいですが、私は渋谷ほど面白いとは思いません。なぜなら、渋谷の交差点は日常の中で自然に生まれたから。外国人にとっては、観光客向けに作られた施設では味わえない本物でユニークな経験をすることが大事。こうした場所こそ個人観光客を呼び込むヒントがあります」と指摘する。

   もう一つ、これもヒントの一つと言える場所が山梨県にあった。比較的新しい五重塔で、「ここからの富士山が絶景なんです」とタイから来た若い男女が話している。日本人はほとんどが知らなところだが、タイの旅行ガイドブックでは紹介されているという。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中