「飲み会の悪口」卒業!聞き役に回って分かった「値打ち下げてるのはご当人」

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   新年度が始まり飲み会も多い。最近、筆者は飲み会であることを心がけている。人の悪口を言わないようにするだ。フリーランスだと飲む相手もしょっちゅう違うが、どの会社、現場に行っても人の悪口を肴に酒を飲んでいる。プロデューサーの仕切りがなっていない、業務体制が悪く仕事を押しつけられる、部下が仕事できないくせに態度だけは大きくてムカツクとか。しょーがないよねと笑って、ストレスを発散させる。

有罪が確定している欠席裁判

   悪口を言う気持ちはすご~くわかる。自分を顧みることなく気持ちが楽なのだ。そして、そんなヤツらと仕事しながら頑張っている私はエライと無意識に優越感を覚えることができるからね。なにより有罪が確定している欠席裁判は飲みの席が盛り上がり、バカな安心感に浸ることができる。

   かくいう筆者もこれまで口を開けば悪口しか言ってこなかった。でも、もうウンザリ。気持ちよくないし、正直バカバカしいし辛い。どいつもこいつも文句ばかり言いやがって!酒がまずくなるわい!悪口を散々言っていても、所詮自分の尺度で評価しただけじゃないか!ということで、悪口デパートを近頃卒業したわけである。

   聞き役に回り、できれば違う視点を持つことも重要なんじゃないかなと低姿勢で提案している。まずは「そうか~、それはムカツクね!」「○○さんもその上司がいて大変だね」と聞く。たいてい話はエスカレートしターゲットとなった上司の話し方が気に食わない、食べ方が汚いと、仕事とは全く関係ない方向に移っていく。

   ある程度耳を汚されたところで、「でも、上司は報道出身だから番組の作り方が違うんじゃないのかな」「家庭を大切にしているいいパパなのかもよ」と話をふってみる。結果、「そんなコトはない」「間違っている」と集中砲火を浴びるのは筆者になるのだが、でもそれでいい。ちょっとだけ視点を変えると、イヤな上司の新たな側面を発見して物事が変わってくるかもしれないから。

自分が変われば周囲が変わる

   このように気持ちを入れ替えられたのは、ある人のおかげだ。飲みの席で悪口大会を始めた筆者に、「でもあの人はこんないいこと言ってましたよ」とターゲットの知られざる一面を話し出したのだ。「いや、だってあの人は」と続けると、「言いたければ言えばいい。でも、それは何の得にもならないよ」と静かに言ってくれた。

   自分に自信があったり、本当に仕事ができるのであれば他人の悪口は言ったりしない。悪口を言うこと、すなわち自分が未熟であると他人に流布しているようなものなのだ。

   悪口禁止はストレス増加になるかと心配したが、逆に気持ちは安定してきた。そんなこと言っているくらいなら、仕事をもっと楽める方法を考えるほうがよっぽどいい。自分が変われば周囲が変わるとは言うが、こういうことなのだろう。

モジョっこ

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