斎藤工に白衣着せときゃ女たちは見るさ・・・ヘボな演出、青臭い正義感!視聴者なめ切ったフジ末期症状
<医師たちの恋愛事情 第1回>(フジテレビ系)

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   大人気の斎藤工に白衣を着せて、女の外科医と恋仲にすれば、視聴者の女たちがうっとりしてくれるに違いないと計算した下心見え見えのドラマだが、相手が石田ゆり子では魅力なし。オリジナルドラマの努力は認めるが、如何せん、どこかで見たようなエピソードの羅列、既視感ばかりで興ざめである。例えば、江洋医科大学付属病院の経営本部長・渡辺(生瀬勝久)が女医の近藤千鶴(石田ゆり子)をカンファレンスルームで叱責する。それに対して赴任したての守田春樹(斎藤工)が失礼だと謝罪を求める対立など・・・。
   笑っちゃうのは演出のヘボさ。病院から丸見えの桜並木の下で、春樹が千鶴の肩を抱く。入院患者だって見るだろうに真昼間からこんなことやるか?案の定、千鶴にご執心の別の医者が窓越しに目撃している。バカか。イケメンに白衣を着せて、手術場面を映せば視聴者がついてくると高をくくっているフジテレビは末期症状である。
   しかも、この春樹サン、「助けなくていい患者なんているんですか」と毎度おなじみ青臭い正義感を口にする。おおよそ、大作家が書いた「白い巨塔」のような人間の清濁併せ呑む複雑な多面性は描けるわけもなく、ただ臭いだけ。「昼顔」の医者版という分かりやすい計算が透けて見えるのだ。斎藤工よ、才能の無駄遣いはよせ。
   まあ、1回見ただけで決めつけるのは可哀想なので、医師や看護師のドロドロ恋愛模様でも期待してみるが、無理だろうよ。(放送2015年4月9日22時~)

(黄蘭)

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