放送作家なぜ顔色が悪いのか!?不規則な生活、万年寝不足、外食ばかり・・・

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   夕方6時半。このあと7時から始まる会議と試写を含めると、あと5時間近くはまったく見動きができなくなる。なんとか会議までに軽く食事をしておきたい。地下鉄に乗り込み、行く先の最寄り駅周辺で何を食べるかばかりを考える。ほどなくして目的地へ着いたが、さてどうするか。ファーストフード店のガラス張りで半径30センチもない場所でたべるか、それとも駅上のこじゃれたカフェか。ここはオシャレも値段のうちで、料理は昔のファミレス以下だ。だけど、ファーストフード店よりはパーソナルスペースがとれる。悩む。後は、タイ料理か蟹チャーハンのお店。こないだランチミーティングでタイ料理には行ったし、どうしよう。

ハーフのはずがレギュラー完食してしまったカニ玉チャーハン

   悩むのは味や料理ではない。「どこで」が重要になる。喫煙者のため禁煙の飲食店には行かない、いや行けないからだ。頭の中を巡らせたのはどれも喫煙OKか喫煙可能スペースが確保されている店舗だ。優柔不断ながらも結局は蟹チャーハンの店へ。

   ドアを開けるとすでに気分がよさそうな酔客がいる。食べながらパソコン広げようかと思ったけど、それもなんだか失礼だ。食事に専念するか。そもそもファーストフード店の価格を考えていたので、ちょっと予算オーバーである。安く済ませるためにもカニ玉チャーハンのハーフと味噌汁を頼むことにする。

   仕事のことを考えていたら料理がやってきた。美味しそうな料理を目の前にし、食欲スイッチが入った。すぐに口に放り込んだのがいけなかった。舌は火傷、そして気がついた。「あっ、これハーフサイズじゃない、レギュラーサイズだ」

   情けない。ああ1500円以内の晩御飯の予定がこれで一気にオーバーとなった。やっぱり考えごとをしながら頼むとよくないようだ。と言いつつ平らげて、ようやくタバコをプカプカ一服する。至福の時だ。満腹になったところでふと頭をかすめたのは、諸先輩の作家の皆さまの食事事情だった。

青白い顔は売れっ子作家の勲章?

   常にアドレナリンが出ているような生活で、寝る間もない仕事で、ビックリするぐらいみんな顔色が悪いんだな。青白い顔に目の下にはクマがくっきり。不規則な生活と食習慣は顔にはっきりと現れ、吹き出物なんかも目立つ。以前、同年代の作家友達が言っていた。

「1日20時間ぐらい働く生活を20年もやってると、ああいう顔になるんだよ。ある意味、勲章ぶら下げてる顔色なんだよ」

   たしかにそうだ。女性作家の先輩は顔色がそこまで悪くなく、年相応の年齢肌をしているけれど、男性作家は酷いものだ。パソコンを見続け、会議で頭はフル回転、そんでもって車かタクシー移動。体に悪い。自転車ブームに先駆けて高級自転車で移動していた先輩もいたけど、それもほんの一時のことだった。基本的にちょっとミーハーで新しもの好きだけど、みんな飽きやすいのがマスコミ人の特徴である。

   久しぶりに自転車先輩に会ったら、もう青白いブクブクちゃんに戻ってた。そんなもんだよね、あははと笑ってごまかすしかない。そんなことを考えていたら会議開始の時間になっていた。一人メシは終了だ。そして、仕事が終わったのはやはり午前0時すぎ。よかった食べておいてと思い、仕事仲間と一杯と言いながら、2回戦目の晩御飯が始まるのであった。女性作家の先輩の顔色はそこまで悪くないとは言った。私はきっと数年後には顔色悪いオッサンなオバハンになっているだろう。

モジョっこ

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