いきなりおじさんがE-girlsの代表曲「Follow Me」をカラオケで歌うシーンで始まった。しかも音痴。おじさんは番組担当の杠(ゆずりは)プロデューサーのようだ。珍しい苗字ということもあって、なんだか妙に引き込まれる。そしてナレーションが流れる。
「この日、杠Pは必死だ。E-girlsの魅力とはいったい何なのか。どうにかして知ろうとしていた」
ファン集めた企画会議も空振り
杠プロデューサー(制作会社「PROTX」入社11年目)は、それまで旅番組などしか担当したことがなく、E-girlsについても「金髪の人がいるグループ」というざっくりとしたイメージしかなかった。
E-girlsメンバーによるロケ企画のVTRが流れる。まあ、この時間帯のバラエティ番組としてはよくある感じだが、パッとしない。杠Pはこれを上司に見せるがたちまちにしてダメ出し。落ち込んだ杠PはE-girlsのファンを集めて会議を開く。企画が面白くなりアイデアを出してもらおうというわけだ。これが番組タイトルにもなっている。
しかし、ファンたちはE-girlsについて知識の乏しい杠Pに冷たい。はたして、新企画は始まるのかどうか。結局、E-girlsが楽しく跳ねまわり、その裏でおじさんプロデューサーが悪戦苦闘という不思議な構図の番組のようだ。でも、実は杠Pを見せる番組なのかも。(放送4月10日(深夜0時52分)
鯖世 傘晴