相葉雅紀じゃ無理だった「池井戸潤」・・・しまりないよだれ口元じゃ迫力不足!原作テーマ変更も裏目
<ようこそ、わが家へ 第4回>(フジテレビ系)

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   「半沢直樹」を羨ましげに指をくわえて見ていた絶不調のフジテレビが、ついに池井戸潤原作をゲットして月9に持ってきたというので、期待して見ているが、格別面白いわけでもない。可もなく不可もナシ。主たる事情は主演の相葉雅紀に魅力がないことである。人気グループの中では一番没個性で、涎を垂らしてるかと見紛うような口元のしまりのなさ。セリフは迫力不足で、平々凡々の極み。
   親父の倉田太一(寺尾聰)はナカノ電子部品に銀行から出向しているが、営業部長の真瀬(竹中直人)の不正を暴こうとしても上手くいかない。息子の健太(相葉雅紀)は仕事の帰りに割り込みを注意して以来ストーカーらしき怪しい者に付け狙われる。花壇は荒らされ盗聴器もつけられ、母親・珪子(南果歩)の金も無くなる。
   ミニコミ誌の記者・明日香(沢尻エリカ)が協力して盗聴器を発見した帰り、彼女は何者かに襲われて階段から転落する。原作では太一の会社での人物対立がメインだが、ドラマでは健太が主役。そのため、ストーカー問題になやむ家族と会社での人間の悪意との分裂したテーマが進行していて迫力不足なのだ。一見明るい仲良し家族が恐怖や不安に苛まれてゆく、現代的なテーマそのものには意義を認めるが、サスペンスの醸成も下手くそ、母親になる南果歩の素っ頓狂な発声も聞き苦しい。寺尾は上手い。太一の部下のOL・西沢(山口紗弥加)の淋しいシングルマザーぶりはまあまあである。(放送2015年5月4日21時~)

(黄蘭)

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