2024年 4月 25日 (木)

増える「大学への献体」医学生の解剖実習教材に・・・死んでも役に立ちたい

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   大学へ「献体」を希望する人が増え続けているそうだ。献体とは大学の医学生の解剖実習向けに自分の遺体を提供することで、1985年は5万人だった登録者が、現在は約15万人となり、大学によっては新たな登録を制限するほどだという。

葬式や納骨のもう一つの選択

   こうした献体希望者の増加の背景には、解剖に対する日本人の意識や葬式、墓のあり方の変化がある。「かつては、遺体を切り刻まれるというのは、まっとうな人間がされることではないという意識がありました。献体を希望する方がいても、ほとんどの場合は家族が反対したんです」(日本解剖学会の松村讓兒理事)

   生命倫理にくわしい東京財団研究員の橳島次郎氏「一番大きな背景として、お葬式やお墓のあり方の選択肢が増え、個人がそのなかから選べるようになったことがあるでしょう。献体も選択肢のひとつに入ってきた」

   献体希望者からは「人の命のために役に立てるかもしれない」「(自分の)視力を取り戻してくれた医療に少しでも貢献したい」「そのまま火葬されるより、少しでも役に立てば」といった声が聞かれた。解剖に臨む医学生の真摯な態度や大学側の誠実な対応を知ったことを理由に挙げた人もいた。

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