<ドラマスペシャル 迷宮捜査>(テレビ朝日系)
中年になって味が出てきた反町隆史ただいま脱皮中!素晴らしくハマった孤独に生きる刑事

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   昔の反町隆史はモデル上がりのスタイルの良さだけで、言わば大根役者だった。結婚して子供が出来て、マンションでの犬のトラブルで苦労もして、中年になって味が出てきた。今回のように、小さい頃、両親に死なれて、たった1人の妹とも離されて孤独に生きてきた刑事という役柄は、中々どうして素晴らしくハマっていた。
   限界集落を描いたNHKのドラマでも彼のある種の脱皮を感じたが、今後、陰のある役柄でキャリアが上がっていくような気がする。名波洋一郎(反町隆史)は品川の一家3人殺しで生き残った少年に父親のような愛情を注ぐ。自分も7歳で両親を火事で亡くした孤独の身、良家の養子になり成長した妹の有希子(貫地谷しほり)は、著名なピアニストとして凱旋公演をしているが何故か別名である。
   強烈などんでん返しに思いもよらぬ犯人と、謎解きの醍醐味がたっぷり。主人公の最後の行為だけはいささか「?」であるが、それもたった1人の肉親である妹を守るためなら頷けないこともないが。コンサートで有希子が弾くショパンの嬰ハ短調、遺作のノクターンがこれでもかというぐらい使われていたが、この曲なんかは小さなアンコールピース。リサイタルならもっと大曲が並ぶはずで、素人スタッフの底の浅さが馬脚を現した。全体として重厚感のある警察もののサスペンスとして面白く見られた。高橋克実が部下に慕われる一課係長・鷹栖として適役。ワイドショーの司会なんか辞めたら。(放送2015年5月10日21時~)

(黄蘭)

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