2024年 4月 26日 (金)

ええ格好しいの橋下徹「今後の身の振り方」案外ありそうな『たかじんの後釜』

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「家族への負担はむちゃくちゃ大きかったですね。妻もそうですけど、子供がよく耐えてくれたなと思います。いろいろ言われたこともあるでしょうけど、うちの子供の学校や友達がうまくやってくれた。家族に対して相当負担をかけてきましたから、任期が終わる十二月から、この八年分を何とか取り戻していきたいなと思っています」

   橋下徹敗れる。彼が政治生命を賭けた「大阪都構想」が住民投票で僅差ながら否決されたのである。冒頭のコメントは、『週刊文春』の問いかけに答えた橋下氏のものだ。

   新聞の事前調査もほぼ互角。投票日当日の出口調査では、賛成が反対を1ポイントから2ポイント上回っているという情報が駆け巡った。橋下氏が会見を行う部屋にはテレビモニターが据えられ、NHKの開票速報が流れていたが、常に賛成票が上回っていた。『週刊新潮』によると、維新の会のスタッフも余裕の表情を見せていたようだが、突然、<反対多数確実「都構想」実現せず>のテロップが流れ、江田憲司代表と別の場所でテレビを見ていた松野頼久幹事長は「ウソだろ・・・違うよ」とうめいたという。

   その30分後に会見した橋下氏は意外にさばさばした表情で、「民主主義は素晴らしい」「政界は市長の任期が満了する12月で引退する」といい、「権力者は使い捨てがいい」という迷言を残した。「これからの僕は国民の奴隷ではない」と言い捨て、<あとは野となれ山となれ。そんな投げやりなニュアンスが言外に漂っていたのである>(週刊新潮)

   残された維新のメンバーは大慌てで、江田代表まで辞任して後任に松野氏を推したが混乱は収まらない。切れ者、影の総理などともて囃す者もいる菅義偉官房長官も、橋下氏敗北で痛手を負ったと週刊新潮が書いている。政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏がこう解説する。

<「今回、菅長官は二つの傷を負ったと言えます。まず、地方自治、地方分権が叫ばれているなか、中央の政治家が地方組織の意に反した行動に出たこと。もう一つは、彼の後方支援が功を奏さなかったという結果そのものです」>

   これから橋下はどうするのか。弁護士だけではこれまで抱えている訴訟もあり大変だから、テレビに復帰して第2のやしきたかじんになる説。『週刊現代』では全国紙の記者がこんなことをいっている。<「今年12月には大阪市長選がありますが、橋下氏は自分の後継候補を立てて身の振り方を決めるようです。『負けたら政界引退』と囁かれていましたが、単にいなくなるということはないでしょう。

   民主党政権を経て自民党政権が戻ってきた時、ものすごい高支持率でしたが、橋下氏はそれに学んでいます。もし今後一旦退場しても、『やっぱり僕がいないとダメでしょ?』と言って再登場してくる。

   そのときには、憲法改正の議論もある程度熟している。彼はそこまで計算しているはずです」>

   週刊新潮では政治部デスクが、安倍首相は憲法改正には維新の会の数が必要なので、橋下氏に求心力を保持させるために「橋下さんを民間閣僚として起用する」ウルトラCもありうるといっている。

   私は政界復帰説には否定的である。島田紳助もそうだったが、橋下市長と伸助に共通するのは「あきらめのよさとええ格好しい」だろうと思うからだ。カネもできた、名前も売った、これ以上ここにいたらこれからは落ちる一方だから、潔さを見せて引くことで、次のおもしろい何かを見つけることができるはずだと考えるタイプだと思う。

   芸能界も政治の世界も、中に入れば嫉妬と足の引っ張り合いの醜い世界である。安倍首相のあの増長したやり方を見ていて、嫌になったのかもしれない。どちらにしても橋下徹の時代は終わったのだ。

週刊誌じり貧が止まらない―「週刊ポスト」落ち込み酷い!前年同期比81%

   このところ、どの週刊誌も企画がなくて苦労しているようだが、それは部数にも表れている。ABCの雑誌販売部数2014年7~12月が発表されたが、軒並み苦戦しているのだ。なかでも週刊現代の落ち込みが目立つ。週刊誌の中では週刊文春が首位の座を守り43万7892部だが、前期比は97・23%、前年同期比だと93・39%である。

   2位が週刊新潮で32万5292部、前期比98・75%。3位は週刊現代で31万8769部、前期比90・43%、前年同期比だと86・90%と大幅な落ち込みだ。週刊ポストは26万0817部で前期比では93・51%、前年同期比だとなんと81・63%で、これまたすごい落ち込みである。

   フライデーは部数こそ16万3017部だが、前期比104・86%と伸びている。ちなみに、週刊朝日は9万8450部、AERAが6万3687部、サンデー毎日が5万3046部、ニューズウィーク日本版が3万9513部、月刊誌だが文藝春秋が32万4388部で前期比117・09%と健闘している。

   もはや新聞社系週刊誌は危険水域をはるかに超え、いつ休刊してもおかしくない。それに週刊現代と週刊ポストが続いているという構図である。この両誌だけではないが、読者が高齢化して「死ぬまでセックス」してみたいと思う読者が減っていることは間違いないだろう。

   手遅れかもしれないが、いつまでもセックスのグラビアや記事で読者をつるやり方は早急に考え直したほうがいいと思う。

娘を社長にするなら和子、洋子、幸子、裕子・・・全国31万人の女性トップ調査

   週刊ポストが東京商工リサーチの協力を得て、31万人の女性社長を調べたそうである。女性社長の中には女医が多くいるそうだから、出身大学では日本大学の次に東京女子医科大学が入っているのがおもしろい。女性社長は高齢者が多く、平均は62・72歳だそうだ。社長全体では60・63歳だからかなり高い。

   ここで女性社長に多い名前トップ12をあげておこう。順に和子、洋子、幸子、裕子、京子、恵子、久美子、由美子、陽子、順子、悦子、智子だそうだ。あなたがこれから女の子を授かるとしたら、和子、洋子、幸子がいいのかもしれない。だが、社長になったから幸せになれるわけではないがね。

ドローン落ちても気付かなかったお笑い首相官邸警備!年配者多くさっさと歩けない警官OB

   先日、官邸の屋上にドローンが飛来して大騒ぎになったが、どうやら一国の主を守る警備体制は「笑える」ほどお粗末だと、週刊新潮で3月末まで官邸警備官を務めた花堂秀幸氏(61)が実名で告発している。

   官邸の警備体制は、外周は官邸警備隊が見回り、総理の身辺は警視庁警備部警備課のSPが警護。官邸の入り口と内部の警備は総理大臣官邸事務所が雇う官邸警務官たちが守るようになっているという。

   花堂氏は警視庁に入り特別機動隊にもいたが、12年2月に退職。そのとき非常勤の警務官の仕事を紹介されたという。花堂氏によると、警務官は4班に分かれ全体で80人ほどだが、年配者が多く武道経験者も非常に少ないという。なかにはさっさと歩けない人までいたという。仕事時間内にスマホでゲームをやっている者もいるそうだから、緊張感なさ過ぎでしょ。

   職員が出勤してくる西門に配備されている警務官はわずか5人で、門を開け閉めする機動隊員はたった1人。食堂に食材を運んだり、建物のメンテナンスをする業者が多くいるので、花堂氏は心許ないという。

<「以前はあったという車両用の金属探知機は今はなく、業者の車は登録証を持っていれば、検査も受けずに入れます。だから、車に爆発物でも積まれていたらおしまいだし、車の中に誰かが隠れていたってわかりません」>

   これまでにも西門から不審車が入ってしまったことがあったという。

   それに、万が一、不審者が官邸内に入ってきても素手で闘わなくてはいけないのだそうである。<「警務官は拳銃はもちろん、折りたたみ式の警棒も携帯していません。いちおう警杖と警棒は各エリアに備え付けられていますが、上司から『使ってはいけない』と言われている。要は『なにかあったら逃げろ』と。私も勤めてすぐ、『ここはケガしたら補償がないよ』と言われました」>

   官邸内の巡回もおざなりで、酔っ払っても勤まるそうだ。また、警務官の財布から現金が盗まれる事件が頻発しているが、まともに解決できないという。月給は額面で月額30万円程度だそうだ。

   この記事をテロリストが読んだらどう考えるのだろう。原発施設を狙うより官邸を狙うほうが容易いと思うのではないか。安倍首相はこの実態を知っているのであろうか。これでは夜、マクラを高くして眠れないはずだが。

わが家と変わらぬ秋篠宮家の母娘ケンカ!口やかましい紀子さまに佳子さま「うるさい!」

<「肩から背中が大きく開いたブルーのマッチョタンクの下に、黒のインナー。スキニージーンズにバンズのスニーカーを合わせ、指輪やミサンガを身に着け」
   「パーカーの下の黒いインナーの胸元が大きく開いていて、屈み込んだときはヒヤヒヤしました」「この日は、グレーのVネックニットに太ももを大きく見せたホットパンツという出で立ち」>

   これは、若い芸能人のファッションを書き写したのではない。今や日本だけではないグローバルな人気者になった秋篠宮佳子さん(20)がICUに通ったりするときの服装である。もちろん公式行事に出るときは清楚な服装をしているのだが、プライベートとの格差があれこれいわれていると週刊文春が報じている。

   そうした服装や化粧などに対して、母親の秋篠宮紀子さんはかなりきつい口調で注意をするという。<「髪型や服装、門限などについて、紀子さまは本当に細かいことまで、厳しくおっしゃることがあります。それに対して、佳子さまは『うるさい!』と返されるのです」(秋篠宮関係者)>

   本当かね? 我が家と変わらないではないかと親近感を抱くのだが、佳子人気は中国でもすごいと週刊新潮が報じている。なにしろ、佳子さんのことをネットニュースが報じると、瞬く間に「気品があってカワイイ」「清純な佳子公主!」という書き込みが1万件にもなるという。北京在住のライターもこう話している。

<「ネット通販サイト『淘宝』では、日本で3月末に発売された写真集『秋篠宮家25年のあゆみ』が250元(約5000円)で取引されています。日本での定価は980円なので、実に5倍近い値段です。さらに、佳子さまが伊勢神宮への参拝でお召しになったドレスも約3万円で売りに出ている。日本でもブランド名は公表されていないので十中八九、偽物だと思いますが・・・」>

   中国は由緒正しい皇室に憧れとコンプレックスを抱いているそうだから、佳子さんが「親善大使」になって、中国との友好復活の橋渡し役をやってもらったらいいのではと思うのだが。安倍さん、お願いしてみては。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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