2024年 4月 18日 (木)

理想の異性と今晩出会う確率0・0000034%!でも、あきらめるのは早い

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   「朝からケッタくそい話でゴメン」という母親からのLINEは、またも筆者が見合い相手に断られたというものだった。昨年(2014年)から母親の出身大学のOGたちによる見合い組織なるものに登録している。といっても、毎月のように見合いができるわけではなく、母親がわざわざ関西にある大学の見合い資料室みたいなところで登録男性をピックアップしたうえで申込みをし、相手男性が受理すると初めて見合いとなる形式のものだ。

   関西在住者が多い中で、関東地区の男性となると女性よりも少ない確率となる。そこで、母親たちが娘のために男を取り合っている図式となっている。そしてこちらが出してもなかなかOKとならず、また数多いる女性のなかからこちらをピックアップされることもなく、半年に1回ほどの割合で見合いをすることになる。んでもって、お断りされるのだ。

   いったい出会いはどこにあるのか、もうすぐ36歳になろうというのに。結婚は筆者にとって半ばないものねだりになりつつあるようで気が気でならない。

地球外知的生命探す方程式ではじき出すと・・・

   この出会いを数学で導き出した人がいる。以前、番組で取り扱ったことがあるのだが、彼はこの広い宇宙の中で文明をもつ惑星、つまり地球外知的生命を探すのに使う計算式を、理想の女性と出会う確率に置き換えたのだ。

   これはアメリカ人科学者ドレイクが導き出したドレイクの方程式として、1960年代に大真面目に宇宙研究のために利用されていた。このプロジェクトは「オズマ計画」と呼ばれ、地球外知的生命を探す礎となったのだ。素人でも一生懸命理解しようとするとなんとなくわかる数式なんだが、お金の計算さえ苦手な数学音痴の筆者にとっては、理解するには非常に頭がシビレるものだったのを覚えている。

   番組ではイギリス人男性の話を取り上げた。彼は自分が住んでいる「ロンドン」で「24~34歳の年齢」「大学卒の学歴」「好みの容姿」「未婚である」「自分と性格が合う」「自分を魅力的と思ってくれるという可能性」という女性と一晩で出会える確率を導きだした。結果は0・0000034%という絶望的な数字だった。

   しかし、ほらやっぱり理想の彼女とは出会えないんだと落胆するのはまだ早い。この男性は理想的な女性と出会い恋に落ちた。その女性はなんと近所に住んでいる人だった。

やっと巡り会えた女性は・・・笑っちゃうほどブサイク

   最近もテレビでアメリカ人男性が同じようにネットで恋愛の確率を導きだしているのを見たことがある。彼も住む場所は違えども条件は同じようなものだった。マッチングサイトで条件を絞りまくって、コンピューターが計算して出してくるマッチングパーセンテージが高い人と実際に合い、88回のデートを重ねてようやく理想の女性と出会えたという。いったいどんな美女かと思ったら、アジア系のニキビ面の小太りのオバハンといった感じで、お世辞にもカワイイとは言えない女の子。えっ、マジか。ハンサムな彼と寄り添うブスを見て、オチが面白すぎて大笑いしてしまった。

   本当に人が出会い、恋に落ちる確率は低いし難しい。さまざまな数式やAIをもってしてもなかなか思い通りにはいかない。「いい人いないかな」「結婚したいな」というアラサーならぬ、もうすぐアラフォーの独身女性なら誰もが思うこの気持ちも、実はとんでもなく無謀なものなのかもしれない。

   あぁ、きっと夏になるとまたさびしい思いをするんだろうなあ。今年は冷夏になって夏を楽しむレジャーとかがなければいいのにと、子供じみた恨めしい思いを抱く筆者なのであった。

モジョっこ

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