見続けるのが辛い「まれ」!人気ドラマの当たり要素つぎはぎして支離滅裂・・・飲み食いシーンでごまかすな
<連続テレビ小説 まれ 第1週~第8週>(NHK総合)

印刷

   「まれ」がだんだんつまらなくなってきた。視聴習慣があるので数字は取っているが、見続けるのが苦痛になってきた。どこかの媒体で発言したが、大成功だった「あまちゃん」の当たり要素をなぞっているのが一番気に入らない。宮本信子が演じた祖母世代に他人夫婦をもってきて、田中裕子がシニカルなババ世代の発言者になるのかと思ったら、大甘に化けて、赤の他人の希一家と親子ごっこ。
   突然、フランス在住の本物の祖母(草笛光子)を登場させて、無理やりにパティシエ志向を誘導させるが、母親・藍子(常盤貴子)との過去の確執も取ってつけたようで物語的に必然性がない。
   最もつまらないのは、登場人物も数打ちゃ当たるとばかり、何につけても大勢で飲み食いするシーンが多すぎる。大昔のメシ食いドラマの物真似だ。如何に田舎暮らしといっても、現代人はそんなに暇ではない。横浜に行くのも必然性が弱く、宿も決めずケーキ屋も決めず、猪突猛進して偶々美味しかった店が、かつてのケーキコンクールの審査員(小日向文世)の店というのもご都合主義で呆れ果てた。息子(柳楽優弥)は職業不詳、いきなり希にキスをする。
   「あまちゃん」も雑然とはしていたが、長いスパンで宮藤官九郎が描いた青写真の意図が明確に伝わるディテールの確かさにリアリティがあった。「まれ」は似て非なる出来具合である。食い物ドラマが当たる(例、ごちそうさん)からといって安易すぎるだろう。(放送2015年5月18日8時~)

(黄蘭)

採点:0
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

お知らせ

注目情報PR
追悼
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中