北大路欣也カンロク、渋い神山繁・・・B級と馬鹿にできない本格裁判ドラマ!法廷場面ワンパターンつまらない
<事件16 はめられた男>(テレビ朝日系)

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   「半沢直樹」で俄然売り出した目玉ギロギロの滝藤賢一が殺人犯として逮捕される裁判ドラマ。正義感の強い弁護士・伊丹秀一(北大路欣也)が弁護する。滝藤賢一が扮する島岡達也は外資系投資顧問会社の営業マンで、そこの日本支社長・水木啓吾(神山繁)の娘の香苗(雛形あきこ)が島岡の妻である。殺されたのは部下の汐田早紀で、他の部下が殺人シーンを目撃したとか、島岡と早紀とは不倫関係にあったとか、次々に島岡に不利な証言をして、絶体絶命!
   色々あって、結局、伊丹弁護士と娘の織枝たちの奔走で無実が証明されるお決まりの結論である。昔々、偏向していると差別されて、良質の裁判ドラマだったのに放送中止の回もあった「判決」に通ずる正統派の法廷ドラマである。北大路欣也がカンロクだ。今回は妻・香苗の複雑な心理が謎の鍵で、夫の無実を信じながらも、不倫を疑い、さらに、実家の父である水木の殺人教唆を暴露せざるを得ない娘としての葛藤も加わる。B級2時間ドラマと馬鹿には出来ない重い内容である。渋い神山繁を久しぶりに見た。
   但し、外国の良質な法廷ドラマに比べると、わが裁判ものはカメラの撮り方がワンパターンに思える。弁護士や検事たちが生真面目に突っ立って喋るスタイルなので自然と硬くなるのかもしれないが、あちらの法廷ものはもっとカメラがビビッドに動く。実際の裁判風景を反映しているのだろうが、何となく保守頑迷でつまらない。(放送2015年5月30日21時~)

(黄蘭)

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