規制緩和で「かかりつけ薬局」 多剤服用の歯止めになるか?処方薬まとめて管理

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   内閣府の規制改革会議は16日(2015年6月)、182項目の規制改革案をまとめ安倍首相に提出した。注目されているのは、病院と薬局を同じ建物内や敷地内に併設を原則禁じているのを一部緩和する案だ。司会の夏目三久が「将来、薬に関するルールが大きく変わるかもしれません」と取り上げた。

高齢者の薬漬け防げ!服用も指導

   東京・品川区の病院前には6軒の薬局が軒を連ねしのぎを削る。薬の過剰投与を抑えるためにスタートした病院と薬局を分離する医薬分業制度だが、効果が疑問のうえ、高齢者や体の不自由な患者に不便を強いる結果になっている。

薬のルール

   そこで規制改革会議が取り上げたのが「かかりつけ薬局」の普及である。病院で処方された薬をまとめて管理し、患者への服用指導も行う「かかりつけ薬局」の要件を明確にして薬局改革を促し、医療費の抑制につなげようという狙いだ。

6種類以上の薬飲むと有害作用

   前田浩智・毎日新聞編集編成局次長によると、「65歳以上の高齢者で10種類以上の薬をもらっている多剤服用の人が1割もいます。6種類以上の薬を飲むと有害作用を起こす危険性が高くなるという研究結果があるんですがねえ」と話す。牧嶋弘子・TBS解説委員は「75歳以上の高齢者は1割負担で安いと思うかもしれませんが、残り9割は税金と保険料で賄っているんです。この問題は大きいですよ」と多剤服用の現状に疑問を呈した。

   6月末までに実施計画を閣議決定したあと、各省庁で改革の具体化について検討に入り、必要に応じて改革案を国会に提出するという。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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