上川隆也に外れなし!TV局の自虐ネタ?さもありなんの舞台裏・・・ドラマで済ませる話じゃないぞ
<新スクープ・遊軍記者 布施京一>(TBS系)

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   拾いものの2時間。経験から考えて上川隆也の主演するドラマに駄作はないから、そこそこ面白いだろうとは思っていたが、予想通り楽しめた。主たる理由は、政治家に関する不正献金疑惑を追う(テレビ局の)報道記者の話なので、そこはテレビ局の楽屋落ちバナシでお手のもの。免許企業のテレビ屋さんの政権与党に弱い体質と、現場は正義感から悪を追い詰めようとしても上司からストップがかかる通例など、さもありなんと面白かったのである。局長になる大友康平が極め付きの局の上司タイプなので笑ってしまった。
   報道局遊軍の布施京一(上川隆也)は橋から転落自殺した企業の部長の死も有名女優の交通事故死も、フリーの報道記者の自殺も、全部が自殺を装った他殺だと睨んで動く。出会うと憎まれ口をたたき合う旧知の捜査1課刑事・黒田祐介(松重豊)と、徐々に謎の解明に近付く。最後は黒幕だと目を付けた与党幹事長の秘書(利重剛)らに布施は拉致され、殺されかけるところで悪は御用!
   幹事長のニュース番組生出演の最中に、スマホで拉致現場からLIVEで入ってきた犯人逮捕の場面を、キャスターの香山恵理子(夏菜)が鳩山デスク(吹越満)の命令に反して放送を続けるシーンは迫力満点。CMに逃げずに大スクープをものした瞬間だが、現実の民放テレビ局は、こうした場面でいつも映像をちょん切る。ドラマだけでなく、現実のニュース報道でもこの精神を実行するべし。(放送2015年6月15日21時~)

(黄蘭)

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