<THE LAST COP/ラストコップ>(日本テレビ系)
「hulu」うまい商売!気になる謎ばっかりでドイツ原作ドラマ見ずにいられない...30年後に突如昏睡から覚めた熱血刑事

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   日本テレビと動画配信サービス「hulu」の共同製作ドラマで、初回を日テレで放送し、放送終了直後からepisode2以降を6週連続「hulu」で配信する。このドラマには原作がある。「DER LETZTE BULLE」(英語タイトル:THE LAST COP)というドイツ制作の刑事ドラマで、2010年に放送されて高視聴率だった。13年までにseason5まで作られた。

   どんな刑事ものかと見たら、コメディ要素満載で調子がはずれた。原作ドラマが気になるところだが、さすが「hulu」、抜け目がない。ちゃんとそっちも見られるようになっているのだ。日本のドラマとどこが違うのか、見比べてみるのも一興か。

頭と心は22歳、体は52歳のギャップ笑える

   1985年、22歳の熱血刑事・京極浩介(唐沢寿明)は凶悪犯・カグラを追い詰めるたが、爆弾を受けて昏睡状態に陥ってしまう。それから30年の月日が流れ、ある日、京極は目を覚まし、刑事に復帰するものの、心は22歳のままで体は50歳。価値観も知識も当時のまま止まっていて、周りとのズレに苦しむ。

   暴力、セクハラ、パワハラなどお構いなし。熱血刑事は警察機構の中で浮きまくり、「コマネチ!」とたけしのギャグを得意げにやったり、スマホをいじくる若者たちに「なんで表札触ってるの」と聞くなど、タイムスリップものによくあるベタなエピソードも織り交ぜられて楽しい。

   ふなっしーが特別出演するというので楽しみにしていたら、犯人が操るパワーショベルで、良い子が見たら泣き出すんじゃないかというほど豪快に飛ばされていた。ふなっしーはこの後どうなったかが気になる。

斉藤由貴の「卒業」オリジナル版ではどうなっているのか!ああ、もどかしい

   ギャグ要素も満載だが、30年昏睡していた間に妻(和久井映見)は自分の後輩刑事(宮川一朗太)と再婚し、当時2歳だった娘(佐々木希)は自分を本当の父親だということを知らないという切ない設定もある。30年前に京極とバディを組んでいて、今は県警本部長に出世している遠藤勇二(佐野史郎)もいて、この遠藤が実に怪しげな表情をしており、カグラとなんらかの繋がりがあるのではないかとも見えた。いかにもな佐野史郎が黒幕なのか。そんなふうにミスリードするのが目的で、ほかに犯人はいるのか。京極の娘は彼が本当の父親だということに気づくのか気づかないのか。

   2時間ドラマの中で、テレビから流れる斉藤由貴の「卒業」の声を聞いて京極が目を覚ますというところがツボだった。斉藤由貴はこれから出演するの。この場面は日本のオリジナルなのか。ああ、ドイツのオリジナル版と見比べたい衝動にかられる。「Hulu」の思うツボだね。(2015年6月19日放送)

(くろうさぎ)

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