ヤクルト館山昌平「大学准教授」の佇まい・・・2年数か月ぶり先発で見せた達観したような微笑
<プロ野球 ヤクルト×巨人 11回戦>(BSジャパン)

印刷

   筆者はヤクルトファンでも巨人ファンでもないが、この日、2年数か月ぶりに先発で登板したヤクルト・スワローズのピッチャー、館山昌平を見たくて点けた。2013年4月5日以来、肘の手術を7回も受けて、苦しいリハビリに耐えて、やっと登板した彼を応援したくて見たのである。せっかく3点リードしていたのに、高橋由伸にスリーランホームランを打たれ、さらに逆転も許して降板した。
   だから勝ち投手にはなれなかったが、味方が再逆転してくれたので負け投手にもならなかった。2度にわたる満塁のピンチを凌いだ時、館山は顔色ひとつ変えず落ち着いていた。ところが、高橋由伸にホームランを打たれた時、彼は悔しそうでも情けなさそうでもない、実に優しい顔をして微笑んだのである。何の笑みに見えたか。筆者には「やっぱり、やられたなあ、プロには打たれて当然だ」という恬淡とした心境だったように見えた。負け惜しみではなく。
   筆者にはどこかの大学の優秀な准教授のように感じる、彼の悧巧そうな面影は、久しぶりの登壇の自分をも冷静に客観視していて、ピンチを3度は凌げまいと達観していたのではないかと思えた。
   夜の番組で石井一久にインタビューされた時、タメ口の石井に対して、「ですます調」の礼儀正しさで答える館山を見て、筆者はますます彼の知的な人柄に好意を持った。34歳、かつてはヤクルトの2ケタ勝利のエースだった彼だ。頑張れ。カメラ技術もよかった。(放送2015年6月28日14時~)

(黄蘭)

採点:1
  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter

このエントリーはコメント・口コミ受付を終了しました。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中