芳根京子がちっとも生きない嘘っぽい高校、不愉快な思い込み・・・「荒っぽくて杜撰な脚本」鼻白む
<表参道高校合唱部! 第1回>(TBS系)

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   香川県の小豆島から合唱好きの高校生・香川真琴(芳根京子)が表参道高校に転校してきて、廃部寸前の合唱部を立て直す話。よくある真面目で純粋だが少々浮いている生徒が、熱心さでやがては周囲をも動かすという青春物語なのだが、その主旋律よりも今時の高校生の意地悪なクソガキぶりに鼻白む内容である。
   たとえば、合唱団員の勧誘チラシを配っても反応なしとみて、中庭で1人歌を歌って周囲を呼び込もうとした真琴に、ボスとつるんでいるイジメ側の女生徒が、2階からドロドロの汚水をぶっかける。1人だけ同情者が来たが、そんな悪さをしたのに学校側の生徒指導も現れないし、まるで生徒も無反応とは、ちょっと考えられない成り行きである。普通、私立の高校は学校の恥部が表に出ないように、生徒たちの高校での規律を厳しくするはずだ。嘘っぽい。
   7次までものオーディションを繰り返して主役の高校生たちを選んだと宣伝している割には脚本が荒っぽく杜撰である。かつて合唱の熱心な指導教官だった鈴木有明(城田優)は風俗通いとギャンブル好きを生徒に喋るし、副顧問の瀬山えみり(神田沙也加)はロングヘアーでしゃなりしゃなり歩き、まるで教師に見えないし。
   主役の芳根が爽やかで歌もそこそこ上手いのに、ドラマ全体が『今時の高校生は生意気でイジメが普通』という世評にとらわれ過ぎていて不愉快。「歌う」は「訴える」に徹した方がよかった。(放送2015年7月17日22時~)

(黄蘭)

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