2024年 4月 20日 (土)

森さん!一番迷惑してるのは税金ムダに使われた国民です・・・戻ってこない新国立59億円

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   東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は、白紙に戻った新国立競技場問題できのう22日(2015年7月)、日本記者クラブで会見して「まるで私がやっているかのようにいわれて大変迷惑している」「競技場の建設は国の仕事で、組織委は関係がない。発言権もない」と自らの責任を否定した。

   森会長はラグビー協会の名誉会長でもあり、2019年のラグビーW杯の会場にするために新国立をごり押ししたと言われていることに対しても、「クラウン(ラグビーW杯)で走っていたら、後ろからセンチュリー(五輪)が来て、乗せてあげるというから乗っただけ。乗ったらパンクして、ラグビーだけ降ろされた。笑い話にもならない」と、自分だけがなぜ悪く言われなけりゃならないんだと言った口ぶりだった。

「みんなの責任」にして逃げ回る五輪関係者

   工費2520億円への批判が強まり、安倍首相が「白紙に戻す」としたとき、森会長は「国がたった2500億円も出せないのかね」と口を滑らせた。しかし、すでに大半が支払われているザハ・ハディド氏へのデザイン料14億円のほか、設計・建設関連費計59億円は戻って来ない。

立派な会場を
立派な会場を

   会見で責任を問われた森会長は「どこに責任があるかはむずかしい。全体で負わなきゃならんと思ってます」といい、どうやら関係者はだれも責任を取るつもりはないらしい。

「国立だから国の責任」(舛添東京知事)
「建設は文科相が担って」(遠藤利明・五輪担当相)
「当時は安藤忠雄さんが責任者」(下村博文・文科相)
「私は総理大臣じゃないですから」(安藤忠雄氏)
「民主党政権時代にザハ案に決まった」(安倍晋三首相)
「計画にゴーサインしたのは安倍内閣」(枝野幸男・民主党幹事長)

   おととい21日開かれたオリンピック関連の「スポーツ・文化・ワールドフォーラム」で、出席していた安倍首相と下村文科相が冒頭だけで退席すると、森会長は「呼びかけた下村大臣が退出するのはきわめて非礼だと思います。きわめて不愉快」と露骨に批難した。関係者の間で「お前が悪い」「いや、あんたが決めたこと」と責任のなすり合いが起きているに違いない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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