番組スタッフ泣かせ!出演者の「キラキラ肩書」それってどんな仕事なんですか?

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   放送作家ってどんな仕事なのと聞かれる。テレビ番組に関する仕事をしているらしいことはわかっても、その実態は確かにわかりにくいのかもしれない。企画を提案したり、台本を書いたり、ナレーションを書いたり、なかには会議にだけ出てキャスティング案や番組構成のアドバイスをするのがメインな先輩方もいる。

   企業へのコンサルティング業、芸能事務所へのアドバイザー業、映画・舞台の演出、ウェブのプロデュース業などなど、もはやなんでも屋さんといった感じになっている。でも、業務が人によってそれぞれ違うので何とも言えないのが、この仕事の醍醐味かもしれない。

フード・スタイリスト、ノマドワーカー、エシカルブランドプロデューサー、日常編集家・・・

   最近は番組出演者にもいったいなんの仕事なのかわからない肩書の人が増えた気がする。クリエイティブ・ディレクター、メディア・アーティストなどはなんとなくわかる。メディア・アーティストはITなど最新のテクノロジーを駆使してアート作品を作るアーティストのことだ。なんでテクノロジーアーティストと言わないのかは不思議だけれど。テレビやPCに触発されたアートだからその名がついたらしいが、どうも腑に落ちないことはこの際、おいておこう。

   では、クリエイティブ・ディレクターとアート・ディレクターは具体的に何がどう違うんだろう。番組でもお世話になるのはアート・ディレクターだ。番組のロゴやスタジオの世界観、テロップの出し方など、デザインを考えてくれる。一方、クリエイティブ・ディレクターはもっと多岐にわたった業務のことを言うらしい。肩書の名通り、クリエイティブをダイレクションする仕事なんだろう。

   最近目にしただけでも、フード・スタイリスト、ノマドワーカー、コミュニティ・プランナー、ライフスタイルアドバイザー、エシカルブランドプロデューサー、日常編集家、アーティストインキュベーター・・・。うーむ、どれもすぐには業務内容がわからない肩書ばかり。でも、利点もある。新しい肩書はどれも性で区別することがない。女優、女子アナ、サラリーマン、OL、カメラマンといったように「性差別だ!」なんて噛みつかれることもない。

NHKでは使いにくいし、テロップでも商標登録表示

   新しい肩書は新しい価値観の現れでもある。こうなれば自分で肩書を作っちゃえという人もやっぱり出てきて、ビジネスを始めるにあたって、肩書を商標登録する人もいる。でも、商標登録されるとNHKでは使いにくいし、テロップでも商標登録のマルシーを入れないといけないとかで、制作側は不便で使いにくくなっちゃうんだけれどなあ。

   世界に一つしかない仕事という自負が逆に障害になっちゃうというか。キラキラネームならぬ、キラキラ肩書といえばいいだろうか。世の中、言ったもん勝ちな肩書ばかりになってきているなか、困るのがやっぱり仕事内容をどれだけわかりやすく視聴者に伝えるかということである。いったい何屋さんなのかスタッフが頭を抱える肩書だったり、本人に聞いても思いが強すぎて余計混乱してくるケースも多々ある。新しい肩書で時代の流れに乗る、時代の流れを作る。これからもますます混乱しそうな名前が増えてきそうだ。たとえばボランティアのプロフェッショナルとか。名刺交換の時に話題になること間違いなさそうだ。

モジョっこ
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