<表参道高校合唱部 !>(TBS系)
芳根京子「垂直跳び」足がいい!次回はどの曲が合唱に?楽しみな毎回のアレンジと心に響くひと言

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   TBSが日曜よる9時の次に力を入れている(と勝手に私が思っている)金曜10時のドラマ枠。山下智久、栗山千明、窪田正孝らの売れ線をそろえた「アルジャーノンに花束を」の次は何かしらと予告を見てみたら・・・。あれ、知らない子たちばかりだ。かろうじてわかるのが城田優と神田沙也加くらいという、なんとも地味な出演者に拍子抜けしてしまった。大丈夫かこれ。

   案の定、スタートから苦戦しているようである。それでもこの夏、私が一番期待していたのはこのドラマだ。なぜなら、合唱がテーマだから。私の生涯ベスト3には入るスウェーデン映画「歓びを歌にのせて」をはじめ、夏帆の「うた魂♪」、小説だけで映画は未見だけど「くちびるに歌を」、その他ゴスペルの「天使にラブソングを」も含めて、合唱ものに外れなし!(のはず)。

ジャニーズ時代終った?あすのスター生まれるか「ネクストジェネレーション」

   物語は、香川から東京の高校に転校してきた主人公・香川真琴が、かつては名門、今は廃部寸前の合唱部を立て直そうとする姿を描く。舞台が表参道だからか、登場するおしゃれなカフェやかわいいスイーツがやたら目を引く。

   主役の芳根京子はオーデションで選ばれたという。初めて見る顔だが、今期、「探偵の探偵」にも北川景子の殺されちゃった妹役で出ているね。主役に決まったことを告げられたときの映像をたまたま見た。ポカンとした表情に、みるみる涙があふれ、初々しくてかわいかった。

   真琴は、自分を奮い立たせるとき、突然、垂直跳びを始める。ぴょんぴょん跳ねる姿はアフリカのどこかの部族の挨拶みたいだけど、跳ねる姿より、着地したときの大地をズシッと踏みしめる足がなかなかいい。

   ほかの子たちも、どこかで見たことがあると調べてみたら、「ごめんね青春 !」、「マッサン」、ファブリーズのCMなどに出ていた。真琴を何かと助けてくれるクラス一の人気者役の志尊淳は、戦隊ヒーローから出てきた人らしい。ネクストジェネレーションと番組は謳っているけど、ここから明日のスターが生まれるのだろうか。珍しくジャニーズ系がいないのね。

   そういえば、合唱部の顧問(城田優)が通うキャバクラの萌ちゃん役で西川史子がワンカット出ていたけど、あまりの演技のヘタさにびっくりした。

さすがにうまい神田沙也加!出し惜しみせずもっと聴かせて

   勉強もスポーツもそこそこできて、イケてる子たちのグループは一軍、平凡な人たちは二軍、パッとせず存在価値のない子たち、あるいは自分たちの世界に突っ走っちゃって帰ってこない、休み時間には一人ぼっちでぼーっとしてる類は「圏外」と言われている。学校カーストの問題は、映画化された「桐島、部活やめるってよ」でも描かれていた。学校という社会の中で誰もが思い当たる節のあること。重要なのはどのグループに属するかで、自分がほんとうは何をしたいのかが見つからない。

   一軍の人たちに媚びない真琴は、いつの間にかイジメの標的にされてしまう。やさしく近づいてくる子たちが実は陰でイジメを画策しているというのはありがちな展開だけど、心が通じるきっかけに「歌」があるのがポイントになっている。大事なのは相手の「声」を聴くこと、合唱に補欠はないなど、心に響くセリフもある。

   第1話では、「涙そうそう」とジュディマリの「Over Drive」が歌われた。特にクライマックスの「Over Drive」は改めて歌詞をかみしめると、ジワッとくる。

   2話では「翼をください」。この先、どんな歌が合唱にアレンジされるのか楽しみ。さらに楽しみなのは教師役、神田沙也加の歌声である。「アナと雪の女王」で再ブレイクするまでこんなに歌がうまいとは気づかなかった。蚊取り線香のCMソングも流れるたびに聴きほれている。隠し玉にしていないで早く聴かせてほしいものだ。

   ところで、2話で自分の声がよく響いて聞こえるからと、バケツをかぶって歌う練習をしていた。これマジですか。聞いたことないんだけど。(金曜よる10時)

ツキノ・ワグマ

文   ツキノ・ワグマ
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