2018年 8月 16日 (木)

テーマソング、マスコット、ポスター、聖火トーチは大丈夫か?五輪商標チェック

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   新国立競技場とエンブレムの白紙撤回を、海外メディアは「ここ数か月で2度の大失態となった」(ニューヨークタイムズ電子版)、「東京オリンピックに向けた取り組みでどんどんボロが出る中で、また新たな失態」(ワシントン・ポスト電子版)と伝えた。

   もうこんな失敗はないのか。司会の羽鳥慎一が「まだまだ決まっていないのがありますよ」と示したのは、五輪テーマソング、公式マスコット、公式ポスター、聖火トーチのデザインなどだ。おいおい、大丈夫かい。

五輪グッズ早く売りたい・・・焦って発表したエンブレム

羽鳥:他のデザインは?

   エンブレムの失態の原因は発表を焦ったからだと、商標権に詳しい平野泰弘弁理士は指摘する。「世界中でグッズを販売するための商標権の権利を取得する、国際商標登録の審査が終わってから発表を行うべきでした。今回は7月23日に登録の申請をした翌日に発表しており、エンブレム発表が拙速すぎました」

   登録の手順は、大会組織委員会がエンブレムを決めて国際オリンピック委員会に報告し、国際商標登録本部に申請する。国際商標登録本部は各国の特許機関に似たようなデザインがないかを調べ、問題がなければ許可が出る。

   その手順を省いたのは、許可が出るまでに1年半ほどかかり、スポンサーのグッズ販売に影響を及ぼすという判断だったと見られている。拙速のために、時間、おカネをロスし、恥を世界に晒してしまったわけだ。

商標登録軽視していた審査委員

   平野弁理士は応募基準についても疑問を呈した。応募資格として「7つのデザインコンペで2つ以上受賞したデザイナー」と枠をはめたが、「これでは数が限られ公正な選考ができるのか」と批判する。8人の審査委員は現役や元デザイナーで、商標登録に詳しい人はいなかった。

   「五輪テーマソング、公式マスコット、公式ポスター、聖火トーチのデザインについても、一つひとつ厳しくチェックする人ようがあります」と平野氏は言う。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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