2024年 4月 24日 (水)

拳銃・防弾チョッキ高騰!山口組分裂で「名神戦争」銀座、赤坂、新宿が怖い

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「拳銃や防弾チョッキの値段が高騰していて、すでに品薄状態です。抗争になると、相手方の構成員を拉致し、人質交渉が行われることがありますが、今回、ウチの組では『組員が攫(さら)われても一切交渉はしない。自己責任で身辺に注意するように』と通達が出ています。これは、『どんな犠牲を出してでも徹底的に戦う』という意思表示です」

   『週刊文春』でこう語っているのは山口組某幹部だ。不謹慎だが、私のような「仁義なき戦い」世代は、自分にさえ火の粉が降りかかってこなければ、この手の話は大好きである。

   『週刊ポスト』によれば、山口組は2014年末の時点で構成員・準構成員などを合わせると約2万3400人、全国の暴力団員の43.7%を占める国内最大の組織である。一枚岩だと思われていたが、そうではなかった。分裂の火種は名古屋対神戸の対立だという。傘下団体幹部がこう話す。

   <「先代の渡辺芳則五代目が神戸の山健組だったように、それまでは関西から組長が選ばれてきた。司六代目は関西以外の組織で初めてトップに立った。

   山口組には『本部』と『本家』という考え方がある。本部は神戸の総本部で、本家は組長の出身組織。つまり現在の本部は神戸で本家は名古屋になる。それに違和感を覚える直参は少なくない。山口組は日本中に組員を抱えるが、やはり中心は関西であるべきだという考え方は根強い」>

   また、司六代目組長の方針に対する反発も強かったようだ。<「六代目は組の統制をことのほか重んじていた。直参は関西に来たら必ず本部(神戸)に顔を出さなければいけない決まりがあった。(中略)

   上納金制度も厳しかった。組の規模によって違うが、およそ月に80万円。それ以外にも本部が販売するミネラルウォーター、石鹸や歯ブラシなどの日用品の購入の強制、各組長の誕生日会へのお祝い金など、とにかく金銭の支払いが発生する。暴排条例(暴力団排除条例)などの締め付けでヤクザのシノギが限定されて稼げない時代だけに、厳しい上納に不満を抱く組は多かったようだ。

   雑貨屋のようなシノギしか認めず、しかもトラブルを起こすな。これでヤクザといえるのか?」(同)>

   別の傘下団体幹部もこう語る。<「今年の夏前、司六代目が七代目に弘道会の幹部を指名しようとしているという情報が出回った。これには、『次は関西に実権が戻ってくる』と思っていた直参たちが猛反発。さらに、将来的には本家を名古屋に移動させる案があるという話も出た。

   それからしばらくして、この脱退騒動が起きた。造反した組長たちには、『名古屋から山口組を取り戻す』という思いがあるはずだ」>

   週刊文春で、来年行われる伊勢志摩サミットの玄関口である名古屋に山口組が移転するなど許さないと警察庁幹部が息巻いているが、破門された組長たちは新団体を「神戸山口組」とし<代紋は本家山口組と同じく、山菱を使用し、その真ん中に『神戸』の文字が入る>(週刊新潮)といわれているそうだから、「名神戦争」勃発は避けられないだろう。

   分裂となれば、シマの奪い合いで都内の盛り場、銀座、赤坂、新宿はどうなるのか。週刊新潮でノンフィクション・ライターの溝口敦氏は、暴排条例があるので表立ってはみかじめ料を取るわけにはいかないが、クラブやキャバクラではいまでも払っているところがあるし、アングラカジノや風俗店などはトラブル処理を警察に頼むわけにはいかないから、暴力団に頼まざるを得ないという。

<「暴力団のシマ(縄張り)は地域ではなく、店ごとに分かれています。これから、山口組が押さえているシマの分捕り合戦が始まる可能性が高い」(溝口氏)>

   これに最近勢力を伸ばしているといわれる「半グレ」集団が加われば、都心の歓楽街が血の海になるかもしれない。恐いけど見てみたい気もする。

巨人・高橋由伸「ホステス肉体攻撃」に負けた!夜遊び嫌い通して来たのに・・・

   毎週木曜日の新聞を開くのが楽しみである。週刊文春、週刊新潮がどんなスクープを見せてくれるのかワクワクする。きょう(2015年9月3日)もまず飛び込んできたのが週刊文春の、巨人軍の次期監督候補・高橋由伸(40)の「乱倫なベッド写真」のタイトルである。

   巻頭は、あの未成年男性買春疑惑の武藤貴也議員が他の未成年男性も買っていたという話だが、こちらは少々食傷気味。武藤議員を応援してきた富士谷英正・近江八幡市長がいっているように、「武藤は辞めるべきや。復党なんかできまへんわ。そんなことあったら滋賀県の自民党崩壊するわ」

   議員辞職は時間の問題だろう。

   高橋由伸に話を戻そう。読んでいくと昨年の沖縄キャンプの時、高橋と親しい矢野謙次(34、今年日ハムに移籍)が、矢野と親しい銀座のママと2人のホステスを東京から沖縄のホテルに呼び寄せ、高橋を連れて深夜にその部屋を訪れたというのだ。

   グラビアには2人の女性と高橋、矢野が一緒に写っている写真と、ベッドでママと矢野が寝ているそばで、高橋が背の高いホステスに抱きついている写真が掲載されている。この写真を撮ったホステスが別の部屋に出て行き、件のホステスが高橋とセックスしたというのである。写真も証言も、その夜、セックスの相手にならなかったホステスが提供したのだろう。

   いまは太ってしまった高橋だが、若い頃はなかなかいい男でバッティングも天才肌だった。だが極端な秘密主義で、元日本テレビの小野寺麻衣アナ(39)との結婚披露宴にも、球団関係者は長嶋茂雄と原辰徳の2人しか呼ばなかったという。

<「彼は長嶋茂雄が『無味無臭な奴』と称したほどで、目立つことが大嫌い。メディア嫌いで用心深く、銀座や六本木のクラブに通う若手選手たちを見て、『優先順位の一番は遊びなのか? まずは野球じゃないのか』と説教したこともあった。家庭では二児の父として良きパパだと聞いています」(球団関係者)>

   高橋は週刊文春の取材に総務部を通して、部屋で一緒に飲んだことはあるが肉体関係を持ったことはないと答えている。

   読んでみてチョッピリ高橋が気の毒に思えた。東京から押しかけてきて、あわよくば高橋とセックスしたいと鼻の穴を膨らませているホステスにいい寄られ、その気になったのかもしれないが、こんな写真を公表されたら、もし監督になっても若手に説教できないだろう。何より自分が守ってきた「目立たない、メディアが嫌い」という姿勢がこの記事で吹っ飛んでしまったことに、高橋自身が一番落ち込んでいるのではないだろうか。

『SEALDs』リーダーなかなか格好いい・・・「淡々とやっていくことが一番大事」

   最近よく「SEALDs」という名を聞く。奥田愛基くんという23歳の若者がリーダーの学生組織で、先月に23日に行われた「安保反対」集会で、安倍首相の国会でのヤジを逆手に取り、「どうでもいいなら首相をやめろ。バカか、お前は」といい放ったことで官邸の怒りを買っているという。

   週刊文春によれば、彼は1992年福岡県生まれで、西表島の北にある鳩間島という離島で中学を卒業後、島根県の高校へ進み、現在は明治学院大学の4年生だそうだ。父親は北九州市内でホームレスの支援活動を続ける牧師さんだそうで、NHKの「プロフェッショナルの流儀」で取り上げられたこともあるという。

   「SEALDs」のデモのスタイルは一風変わっていて、太鼓を叩きラップのリズムに乗って「戦争するな」「安倍はやめろ」と短いフレーズで盛り上げていく。週刊文春が彼にインタビューしている。いくつか紹介してみよう。

<「(父親について=筆者注)二十年コツコツやってきて、ようやく注目されるようになりましたけど、それまでの孤独な闘いも見ているので。この社会は、タフにやるべきことを淡々とやっていくことが一番大事だと学びました。僕は十四歳で家を出ていますが、何をするにも自分で決めて選んだ道の結果は自分で引き受けなければならないということを覚えましたね」
「安全保障上の戦略はシールズ内でも人によってバラバラです。ただ、今回のフルスペックの集団的自衛権の内容は、これまでの憲法と国家の歩みからするとかなりハードルが高いことをしている。それなのに首相補佐官が『法的安定性は関係ない』と発言するほど憲法が軽んじられているから、憲法を守るべきだという点は共有しています」
「(シールズは=筆者注)各班のリーダーを『副司令官』と呼んでいるんです。これはメキシコのサパティスタ民族解放軍というゲリラ組織の影響です。彼らは非暴力で革命を目指しているのですが、そのリーダーのマルコスが自分のことを『副司令官』と名乗っているんです。なぜかと言えば、『人民こそが司令官だから』。それ聞いて、かっこいいなあ! と(笑)」>

   いいではないか。反戦活動も政権を倒せ運動も、かつては格好よかったのだ。

   60年安保闘争のときの全学連委員長だった唐牛健太郎(かろうじ けんたろう)を調べている佐野眞一氏は、唐牛はすごく格好いい男だったといっている。「ベ平連」の小田実もそうだった。この奥田くんもそこそこイケメンである。安保法制が山場を迎えているが、彼らの反対運動がどこまで盛り上がるか、下流老人も国会へ行ってみよう。

エンブレム盗用騒動「第二の小保方事件」ネット検索でたちまちバレる時代

   五輪エンブレム問題がようやく片付いた。佐野研二郎氏にはきついいい方になるが、彼にはアーティストとして一番大事なオリジナリティが欠如していたと思う。狭い仲間内でお互いを誉めあい、賞を回り持ちしてきた弊害がこの問題で明るみに出たということである。

   それにしても「第二の小保方事件」とはよくいったものだ。ネットの検索力を使えば、似たようなデザインのものがそう手間を掛けずに集められるとは、佐野氏は気付かなかったのであろう。

   だが、注意しなければいけないのは、似たもの即盗用と決めつけてはいけない。そこに作者のオリジナリティがあるかどうかを見極める力が必要になってくるはずだ。いまのネットにそこまでの力があるとは思わない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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