2024年 4月 26日 (金)

関東あすまで厳重警戒!豪雨まだ100~200ミリ―特別警報、土砂災害警戒

   関東北部に降り続いている大雨は、きょう10日(2015年9月)の「あさチャン!」放送中に大雨特別警報が栃木県全域からさらに茨城県全域に拡大された。「記録的な大雨となっています。重大な危険が差し迫る異常事態です」と司会の夏目三久が緊張した表情で伝える。気象予報士の森朗は「大雨特別警戒情報は数十年に1度の重大な災害が起きる場合に出されます。ただちに命を守る行動をとってください」と警告する。

「無理に避難しないで!自宅の2階や斜面の反対側に」

   栃木では降り始めから72時間の雨量は600ミリを超え、平年の9月1か月間分を上回った。鹿沼市、小山市、栃木市などで3万人に避難指示が出ている。気象庁は「無理をして外に逃げ場を探すのではなく、2階とか斜面の反対側とか、より安全な場所に避難して、少しでも身を守るために最善を尽くしてください」(予報課長)と最大級の警戒を呼びかける。

   鹿沼市からの中継映像では、茶色い濁流が渦を巻いていた。黒川という普段はアユ釣りもできる穏やかな川だが、大雨で水があふれ、住宅を押し流しそうだ。矢野翔太郎リポーターは「住民は逃げて無事でしたが、川はとてつもない勢いです。雨はまだ降り続いています」と伝える。

   小山市の思川も水位が5メートル上がって河川敷が冠水して危険な状態だ。宇都宮市からの中継映像は強い雨で画面がかすんだ。

帯状の雨雲が次々通過中

   夏目「朝起きてみると、外の景色が一変していることもありますね」

   東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、福島、山形などには土砂災害警戒情報が出ている。

   台風18号は日本海に抜けて低気圧に変わったが、東側に湿った空気が流れ込んで、関東地方を帯状の雨雲がつぎつぎに通過したためだ。東海上の台風17号やオホーツク海にある高気圧の周辺からも湿った空気が送り込まれた。きょうも夕方まで積乱雲が発達し続けると見られる。関東北部ではこれから200ミリ、南部でも100ミリの雨量が予想され、落雷や突風にも注意が必要だ。

   森「雨雲にスッポリおおわれた状態で、雨は少なくともきょういっぱいは続きます。土中の水分量もすでに多くなっているため、土砂災害にも警戒が必要です」

   激しい雨はあすにかけて東北に移り、あさってには北海道に広がるという。西日本も大気が不安定で、四国では気温が上がる。異常な天候が続きそうだ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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