杏の時代劇ミスキャスト!背は大き過ぎるし演技ワンパターン・・・あだになった親の七光り
<剣客商売 陽炎の男>(フジテレビ系)

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   死んでしまった人を懐かしがっても仕方ないが、つくづく藤田まことが生きていればなあ、と思う。「必殺シリーズ」もそうだが、この「剣客商売」での藤田まことは余人をもって代えがたい適役だった。北大路も悪くはないが、藤田には剣の達人の凄味に加えて、得も言われぬ滑稽さがあり、40も年下の妻(小林綾子)とのイチャイチャ場面もすんなり見られた。北大路はぎごちなくて恥ずかしい。

   秋山小兵衛(北大路欣也)はワルに袋叩きにされていた恩人の息子・伊織を助ける。伊織の恋人が香具師・鎌屋辰蔵(柄本明)の1人娘で、身分の違う娘に若侍が手を付けたといって辰蔵は怒り、彼に伊織は命を狙われていたのだ。一方、佐々木三冬(杏)は何者かに寮に押し込まれ、小兵衛は息子の大治郎(斎藤工)を用心棒として一緒に泊まらせる。2人はお互いに惹かれあっている。

   いろいろあって、最後は小兵衛に説得された辰蔵が、恨みがましい目つきで不承不承、可愛い娘と伊織の仲を認める結末だ。下賤の香具師が娘可愛さで、身分の高い武家の養女として娘を出し、いわば、自分の身を捨てて娘の結婚を進めるといった人情話である。柄本の秋山を見る目つきになんともいえない複雑な親心が現われる。

   筆者が不満なのは杏である。父親の七光りなのか、やたらにいい役に恵まれるが、この人の演技はワンパターンで背も大きすぎる。田沼意次の妾腹の子という複雑な育ちの陰影を出すには物足りない。(放送2015年9月11日21時~)

(黄蘭)

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