帰って来たピョン吉!コミカルまんが一服の清涼剤...殺しだらけの視聴率争いに一石
<ど根性ガエル 最終回>(日本テレビ系)

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   傑作だとコラムに書く人もいれば、つまらん子供マンガの実写版だと言う人もいる両極端に評価が分れたドラマ。マンガには違いないが、他にもマンガは数々あったので筆者は目くじら立てない。Tシャツに張り付いたピョン吉(満島ひかりの声)が、CGだろうがどうやって撮影したのかとか、前田敦子が以前のドラマよりマシになったとか、かあちゃん(薬師丸ひろ子)がまともだとか色々。

   ピョン吉がいなくなったあと元気のないひろし(松山ケンイチ)を心配して、ゴリライモや京子(前田敦子)たちが、池の近くで以前のピョン吉張り付きのシーンを再現する。1度自然に帰っていたピョン吉が、またTシャツに戻ってきてめでたしめでたし、なのだ。

   一方、ひろしとそっくりな下町育ちのひろし(松山ケンイチ2役)が、町内でケチな食糧泥棒をして捕まり、聞けばひろしとそっくりな迷える子羊。かあちゃんが「生まれてきたことが素晴らしいので、この世で生きる必要のない人間は1人もいない」的な慰めをいって(そっくりひろし)を諭す。いささか説教臭い。

   30過ぎてプータローやパラサイトだらけの日本に、テレビドラマで説教するつもりはないだろうが、今のヒネたガキが、これを聞いたりマンガで読んだりして素直にかあちゃんの諭しを聞くかはなはだ疑問である。ただ、警察ものや探偵もの殺しだらけの殺伐とした連ドラの視聴率争いに、コミカルなまんがドラマが一服の清涼剤であったことは確か。(放送2015年9月19日21時~)

(黄蘭)

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