<となりの関くんとるみちゃんの事象>(TBS・MBS系)
渡辺祐太朗、トミタ栞ぶっ飛び高校生!先生も学校も眼中になしの奔放さ魅力

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   これはもう、なんとも言いようのないドラマだ。まず、わずか30分枠の中に2本のドラマが入っているのである。つまり「となりの関くん」という話と「るみちゃんの事象」という話が、なんの関係もなく、それぞれ1話完結で進行する。共通するのは舞台が高校だということだけ。しかもまったく別の高校である。それもそのはず、原作者も掲載誌もちがう2つのコミックをそれぞれドラマ化して1つの枠で放送しているのだ。アニメにもなったそうだが、アニメは苦手なので見てない。

授業そっちのけで「机上遊び」に没頭

   高校生ドラマといえば、なんてったって青春。青春といえば恋と友情だァ!なんて「常識」は、ここではまったく通用しない。「となりの関くん」のストーリーはこうだ。関くん(渡辺祐太朗)は授業中にいつも机の上で何かして遊んでいる。それを隣の席の横井さん(清水富美加―NHK朝ドラ「まれ」の一子ちゃん役の人ね)がハラハラしてずっと見ている。関くんのセリフはまったくない。黙ってひたすら「遊び」に没頭している。ただ、横井さんの心の中の声だけが状況を説明する。

   関くんの「遊び」はハンパではなく、真剣に取り組む姿とその意表を突く展開に、こっちも横井さんと一体化してハラハラ、ドキドキ(そ、そんなことまでするの? 先生、見てるし・・・)。関くんの「遊び」はドミノから登山(!)まで、よくそんなこと思いつくねェと感心するものばかりである。関くん、きっと大物発明家になるよ。東大でやっている「異才発掘プロジェクト」に応募しなよ。小学生から大人まで、学校に合わなくて引きこもっている人や周りに友達がいない人ばかりが面白いことをやってる所だよ。

おかっぱ頭の「不思議ちゃん」

   で、「るみちゃんの事象」はというと、もっとブッ飛んだシュール。るみちゃんはふくれっ面でおかっぱ頭の女子高生で、いわゆる「不思議ちゃん」だが、その不思議のスケールたるや、海よりも深く、山よりも高い。近くにいたら思わず殴っちゃいそうだけど、間髪を入れず平然としたるみちゃんに殴り殺されそうだ。ぎりぎり可愛げを残したるみちゃん役のトミタ栞がハマッている。

   残念ながら今季の放送は終わってしまったが、関くん、るみちゃん、またどこかで会おうね。(TBS系水曜日深夜1時11分~、MBS系日曜深夜0時50分)

文   カモノ・ハシ
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