2024年 4月 19日 (金)

東京五輪「追加競技案」に空手!9歳の天才少女「出られるようにがんばりたい」

   2020年東京五輪の追加競技・種目がきのう28日(2015年9月)発表され、日本お家芸の空手も選ばれた。野球・ソフトボール、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミング、サーフィンとともに国際オリンピック委員会(IOC)に提案され、来年8月(2016年)のIOC総会で正式に決まる。

「高野万優」全日本少年少女で3年連続優勝

   「空手が決まり、素敵な笑顔を見せてくれたのが小学3年生の天才空手少女の高野万優(まひろ)ちゃんです」と司会の夏目三久が紹介した。9歳の選手として、親善大使として、「空手の顔」になっている。きのうも新潟県長岡市の学校が終わると、その足で新幹線に飛び乗り、東京都江東区の日本空手道会館に駆け付けた。連盟の幹部や先輩たちと決定を待ち、決まると喜びを語った。

   今年8月(2015年)には全日本少年少女空手道選手権大会で3年連続優勝した。大人顔負けの集中力と気合の形の演技は、ユーチューブの再生回数470万を超え世界的にも注目されている。空手の認知度をあげるためのイベントにはいつも出席し、最近はテレビCMでも話題になった。

「年齢制限」の壁!5年後はまだ14歳

   空手は過去3度、五輪の正式競技候補になったが、いずれも最終選考で落選した。東京五輪での競技採用は空手界の悲願だ。万優ちゃんは「東京オリンピックに向けて自分も出られるようにがんばりたい」と話す。全日本空手道連盟の日下修次事務局長も「高野選手らも将来的にはオリンピアンになる可能性がある。夢は実現させてやりたい」と語り、空手のベテランたちも「東京五輪が決まれば、ぜひ金メダルを取れるようになってほしい」とエールを送る。

   「ただ一つ、問題があります」とスポーツ担当の石井大裕アナが説明する。万優ちゃんは2020年に14歳になるが、世界選手権の年齢制限が16歳以上と決まっているので、五輪にも出場できない可能性もあるという。

   だが、全日本空手道連盟では「年齢制限を14歳まで引き下げることも考える」といっている。

   夏目「万優ちゃんの同世代のライバルたちと切磋琢磨して金メダルを目指して頑張ってほしいですね」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中