杏の見栄え、長谷川博己の存在感、古沢脚本の才気煥発!フジ久々の優良コンテンツ大事にしてよ・・・
<デート~恋とはどんなものかしら~2015夏 秘湯>(フジテレビ系)

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   連ドラで大ヒットしたコメディのその後。高等遊民のニート男・谷口巧(長谷川博己)と東大出の屁理屈、超合理主義者女の藪下依子(杏)がいよいよ結婚間近の半同棲を始めるが、結婚契約書を作る段になって事件発生。巧が和服姿の美女・彦乃(芦名星)と浮気しているらしい場面を目撃した依子は、浮気の定義も契約書に盛り込み・・・。実は彦乃は旅館の若女将であったというオチ。
   相変わらず、古沢良太の脚本は機関銃のような早セリフで才気煥発、それに長谷川も杏も澱みなくよく応えている。終りの方で依子がバトンガールたちと一緒に踊るシーンは一糸乱れずなかなかの演出だった。杏は背が高いので真ん中に立つと見栄えがする。奇天烈な理屈で融通の利かない依子が、嫌味な女に見えないのは、どことなく間が抜けているのと、意地を張る屁理屈ではなく、愛されて育ったとわかる育ちの良さが脚本に書き込まれているからである。
   やることなすことズレている今のフジテレビで、この「デート」は久しぶりの優良コンテンツと言えるわけで、「北の国から」なき後、次々にスペシャルを作って引っ張ってゆくのか?それとも連ドラで稼ぐのか。舞台で鍛えた長谷川博己が、文学通でフィギュアマニアで滔々と自説を展開する経済観念0の男でも、酢豚(?)の野菜の切り方で大きさがマチマチと依子に文句をいわれた時、言い返す主夫男として中々の存在感がある。さては古沢、料理やってるナ。(放送2015年9月28日21時~)

(黄蘭)

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