間もなく届く「マイナンバー通知カード」来たら何をどうすればいいの?
住民一人ひとりに12ケタの番号を振るマイナンバー法がきょう5日(2015年10月)に施行され、今月半ばから来月11月末にかけて各世帯に「通知カード」と「個人番号カード交付申請書」が簡易書留で届く。届いたら何をすればいいのか。
通知カードの一番上に書かれている12ケタの数字があなたの番号で、これは一生変らない。その下の氏名、住所、生年月日、性別が正しければ、切り取り線で切りとって保管する。
柳澤秀夫キャスター(解説委員)「マイナンバーは番号だけをいえばいいっていんじゃなくて、この通知カードを持ち歩いて提示しなければならないんですよ」
室井佑月(作家)「なんか、ペラペラじゃない」
当面は国民にメリットほとんどなし
そこで、切り取った下の部分の個人番号カードの交付申請書が必要になる。こっちは個人番号カードはプラスティック製で、欲しい人は電話番号など必要事項を申請書に記入し、顔写真(写真代金は自己負担)を張り付けて返送する。来年初めには自分のカードが送られてくるはずだ。カードは表に氏名、住所と顔写真、裏にマイナンバーと黄色のICチップが埋め込まれている。
柳澤「このカードは作らなければいけないの?」
竹田忠解説委員「あくまで任意。希望者のみです」
有働由美子キャスター「(国は情報の一元化でメリットあるけれど)私たちのメリットはあるんですか」
竹田「国民がこのカードで便利になるということは、当面ほとんどありません。住民票や所得証明書の取得などの手続きが簡略されるのは2017年の7月以降です。ICチップの部分に大量の空きがあるので、将来的にはクレジットカード、キャッシュカード、社員証に使おうという民間利用も検討されています」
ということは、あわてて交付申請しなくてもいいということか。
(磯G)