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山口組VS神戸山口組「親分」好対照!派手好きダンディーとユニクロ派

   山口組対神戸山口組の情報戦争は、先週も触れたが、神戸のほうが勝っているようである。また週刊誌によっては山口組寄り、神戸寄りとやや分かれるようではあるが、出ていったほうから情報が取りやすいのだろうか、神戸寄り週刊誌がやや優勢のようだ。

   情報入り乱れる山口組分裂騒動だが、やはり、この件をきっちり書けるのはこの人しかいないようである。溝口敦氏は数多連載を持っているが、今週の『週刊現代』は出色である。司忍六代目山口組組長の「カネとオンナ」に切り込んでいるのだ。

   <今年73歳とのことだが、文字通り「死ぬまでセックス」を実践している気配がある。

   「ちんちんが立たんかったら男やない。立たん奴は(直系組長)引退せなあかん」と言い放ち、EDが疑われる高齢の直系組長たちを非情にも人員整理して、今の人員減を招いた。

   「英雄色を好む」をモットーにし、少なくとも色好みの点だけは英雄の名に恥じない。老にして強健。高齢化時代の希望の星といって過言ではなかろう。加えるに司組長の漁色にはきちんとカネの裏づけがある。

   最近、司組長が山口組本家でつぶやいた言葉として伝わるのは「京都の芸者に1000万円くれてやった」である。実に男なら1度は言ってみたいセリフではないか。

   もちろん直系組長たちの多くは、このセリフに違和感を抱いている。(中略)歯をくいしばり、借金に借金を重ねて、毎月115万円もの山口組の会費を納めている。その会費10人分がたった1人の女とのセックス代かよ、と苦い気持ちにもなるのだろう。「今どき、何を考えてるんだ。アホか」という感想が出るのも、それなりに納得できる>(溝口氏)

   では、神戸山口組の井上邦雄組長のほうはどうか。井上組長の挿話はいささか貧乏くさいのが多いというのである。<井上組長は目立つことを嫌い、一時期は写真の掲載さえヤクザ専門雑誌で拒否していた。

   当人の語るところによると、着る服はユニクロだとか。が、この話を聞いた人は本当に服がユニクロだったのか、確認していない。また一度使ったマスクは洗濯した上、アイロン掛けして再使用するともいう。(中略)

   単に司組長との対比を鮮やかにすべく、周辺で囁かれた作り話かもしれない。なにしろ司組長のダンディーぶりはご承知の通りなのだ。

   イタリアンブランドの革製帽子をかぶり、サングラス。鼻下に口ひげをたくわえ、派手なブレザーで襟元に長いショールを垂らす。かと思うと、山口組本部近くの護国神社に初参りするときなど、思い切り着崩して和服の着流しだったり、ミンクのコートを腰に巻いたり。

   その姿で神前に榊を捧げるのだから、うるさ型の直系組長たちとすれば、「物を知らない。やることなすこと下品だ」と眉をひそめたくなる>(同)

   真偽のほどはわからないが、好対照の両親分らしい。格好良さと質実剛健派。情報戦の段階では圧倒的に神戸が優勢なようだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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