<偽装の夫婦>(日本テレビ)
沢村一樹のゲイっぷりチャーミング!人嫌いの天海祐希と偽装結婚して「ホントの愛と性」に目覚めるの?

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   本を愛する孤高の図書館司書・嘉門ヒロは、幼い頃から誰もが羨む美貌と才能を持ちで、それゆえ人に妬まれ、疎まれ人間嫌いに陥っていた。主演・天海祐希、脚本・遊川和彦といえば、あの大ヒットドラマ「女王の教室」コンビがタッグを組み、どんなドラマを見せてくれるのか、期待は高まる。

あざとくてナンボの遊川和彦ワールド本領発揮

   ヒロが学生時代に1度だけ付き合ったかつての恋人で、現在は幼稚園の園長代理をしている陽村超治(沢村一樹)と25年ぶりに再会する。その夜、喫茶店に呼び出されたヒロは、超治から自分はゲイだが、余命3か月のために結婚して欲しいと偽装結婚話をもちかけられる。まったく相手にしなかったヒロだが、溜め込んだ本の重さでアパートの床が抜け、弁償金300万円を請求される窮地に追い込まれていた。

   ヒロの心の声が、無声映画のように文字で出てくるのが演出的な工夫となっている。回を重ねるごとにヒロの心も解放され、心の声がなくなるのだろうか。沢村のゲイっぷりも見モノのひとつで、初回では宅便業者の弟子丸保(工藤阿須加)にボールペンを借りる際、手が触れてキュンとなる仕草がチャーミングだった。

   園児の母・水森しおり(内田有紀)がすっかりヒロに惚れてしまったようで、まさかの愛の告白!? レズビアンまで登場かと厭きれながらも、湯川ワールドに引き込まれた感じだ。あざとくてなんぼは遊川の専売特許だから。

ゲイの描き方物足りない!マツコやミッツのステレオタイプ

   超治の母(富司純子)、ヒロの叔母で育ての親の郷田照乃(キムラ緑子)、その息子で引きこもりの郷田天人(佐藤二朗)、その妹で幼少期からヒロと比べられて劣等感に苛まれ続けてきた名波八重子(坂井真紀)、ヒロにご執心の図書館館長(田中要次)などなど、演技達者が揃っていて楽しめる。ともすれば、炎上狙いのキワモノドラマにも見えるが、ギリギリのところでそう感じさせないのは俳優陣の力か。

   にしても、テレビにはあんなにおネエやらゲイやら女装家が溢れているのに、ドラマで描くゲイがこうもステレオタイプなのが残念だ。わかりやすいといえばわかりやすいが・・・。マツコやらミッツやらにご意見を伺いたいところ。

   フジテレビ「無痛~診える眼~」との同時間帯対決、初回は「偽装~」が14・7%、「無痛~」が11.6%で、「偽装~」に軍配が上がった。2回以降どうなっていくのかも興味深い。(水曜よる10時~)

くろうさぎ

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