フジよ顔洗って出直せ!香取慎吾ありきでカネばかり使った駄作・・・荒唐無稽な甘ったれ誘拐犯と間抜け警察
<一千兆円の身代金>(フジテレビ系)

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   香取慎吾が主演の誘拐犯になるとの触れ込みだったので、多少期待して見たらとんでもない荒唐無稽な代物だった。ITを操る若者のナオト(香取慎吾)は孤独な青年で、親族もいない。元副総理の孫の真由(本田望結)も母親と上手くいかないと思っている孤独な少女。この2人が示し合わせて少女誘拐劇をでっち上げる。身代金は1千兆円超えの大金で、これは国の財政赤字額1085兆円と同じだ。
   刑事部捜査第一課特殊班捜査係の片岡(杉本哲太)らは、悪質な政治犯だと睨み、刻限まで必死で捜査するが上手くいかない。いろいろあって、最後は香取慎吾が都市の噴水の中で、若者たちの意識の低さや国民の無関心などを糾弾する大演説をぶって終わる。
   何が荒唐無稽といって、パソコンを使ってナオトが真由の捕らわれ姿を送信したり、スマホで母親に連絡したり、様々な隙を見せるのに、官憲側は逆探知も出来ないし、アドレスを辿ることも出来ない。犯人たちの動機は2人そろっての孤独だそうで、甘ったれたナオトにも呆れるが、苛められたのが原因という真由の心理も支離滅裂である。
   初めにSMAPの香取ありきで企画されたのであろうが、大金を使ってこんな駄作を作っているフジテレビの復活は道遠しだ。原作本(八木圭一)はミステリーの賞を取っているらしいが、読者が行間を想像力で埋める小説とは違い、映像では詰めの甘さですぐ破綻が生じる。顔を洗って出直して来いというドラマである。(放送2015年10月17日21時~)

(黄蘭)

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